この“世”の醜さ、美しさ 続【呪術廻戦】

Jyustusiki ページ15

『術式展開』



俺は術式を展開する、そして折本里香の呪力を無くす


里香｢ぁ？｣


間の抜けた声を漏らしバシュンっと消えていった


乙骨｢あ………え？｣


カランと里香が握っていた漣が落ちた


悟｢なーんだ、呆気なかったね｣

『そうだね。……でも、１回術式解いてみてからが問題なんだよね』


乙骨｢え、えと……？今何を……？｣


俺と悟が勝手にお話を進めてしまったため、乙骨は混乱しているようだった


『あぁ、ごめんごめん、ちゃんと説明するね。呪力………呪いについて話は聞いてるんだよね？』


乙骨｢…はい、大体は、、、｣


『術式…それは話は聞いてる？』

乙骨｢えーっと、、簡単に言ってその人が使える超能力みたいな…？？｣

『そう、だいたいあってるよ、俺はその能力が、“無くす”能力なんだ』


乙骨｢無くす…？｣


こてん、と首を傾げる


『そう、あらゆるものを無くせるの。まだどこまでが限界なのかは試したことないからわからないけど、』




そこに俺は今まで悟に教えてもらうまで自分で自分の呪力を無くしていたけどね、と付け足す




悟｢色々試したいって言ってるのにAがヤダって言うから、、、｣


横で、ポツリと悟が言う


『もしものことがあったら遅いでしょ？悟


んで、今回は君の特級過呪怨霊…折本里香の“呪力”を無くしてみたの』


そういうと乙骨は


乙骨｢あ、それで里香ちゃんが消えた……そういう事ですか？｣

『そう、あってるよ』


この子は頭がいい、とても理解力が早い



悟｢で、今Aが術式を解いたら、里香ちゃんは出てくるのかなーって言うことを話してたの｣


『そそ、やっても大丈夫かな？』



そう聞くと乙骨くんは


乙骨｢これからの事も関わってるんで、よろしくお願いします｣


ぺこりと頭を下げた


『わかった。………頭下げなくてもいいのに、、』

乙骨｢これから沢山迷惑かけてしまうかもなので、｣




しゅんとした顔をする

ひとりぼっちになってしまって寂しそうにしている子犬のようだ


『気にしないで、君は…乙骨くんは生徒、俺らは教師。沢山頼って、迷惑かけてもいいんだよ』




くすりと笑い、頭を撫でる





『じゃ、術式解くね』


俺はそう一言声をかけた

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