この“世”の醜さ、美しさ【呪術廻戦】

I don't need it ページ30

甚爾さんが亡くなって2週間がすぎた


俺は“甚爾さん”がいない、

いつも通りの生活をしていた

時々、時雨さんから仕事の依頼が来る


もちろん呪術師殺しや、護衛、呪霊祓いなど色々、


それでお金を稼いでいた。

時々、時雨さんからお小遣いを貰うこともある



毎日、毎日、甚爾さんと一緒に過ごしていたから

甚爾さんのいない生活には慣れない



『甚爾さん……逢いたいな、寂しいよ、』



そんな言葉をぽつりと呟く


心にぽっかりと穴が空いているみたい、



………

コンコンコンと玄関が叩かれる


『はい、』


ガチャりと扉を開ける



孔｢や、A、元気か？｣


『そう見える？時雨さん』


孔｢見えないな、邪魔してもいいか？｣


『うん、いいよ、いらっしゃい』


玄関の扉を大きく開けて時雨さんを入れる


部屋を案内し、リビングまで連れてくる


『好きなとこ、座ってて』


そう言って、お茶を出すためキッチンに向かう


孔｢あ、茶とか大丈夫だよ、どうせすぐ出ていくから｣

『いいの、時雨さんも疲れてるでしょ、ゆっくりしてきなよ』


時雨さんの前にコトと、お茶をだす

孔｢ありがとう、｣


時雨さんは1口お茶を含んで一息を着いた


孔｢なあ、A、高専に行ってみないか？｣



『え？』



驚いて手に持っていたコップを落とした

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