この“世”の醜さ、美しさ【呪術廻戦】

Who are you? ページ17

さらに、一週間が過ぎて

すっかり甚爾さんは元気になっていた


甚爾｢おい、Aー？今日ちょっと出掛けてくる｣

朝ごはんを食べ終えてそういう


『？、甚爾さんどこ行くの？』


甚爾｢時雨に会いに、｣





『しう？誰それ』


聞いたことの無い名前が出てきて聞く


甚爾｢せっかくだからお前も来るか？｣


俺の質問には答えずに来るか？と誘われる


『いく、』


即答した



甚爾｢わかった、出かけられる準備が出来たら言ってくれ｣


『わかった』




やった、今日は一緒に出かけられる


俺は今、昔…甚爾さんに連れてこられた時の2倍の……いや、以上体重が増えたし、

身長もだいぶ伸びた

まだ、甚爾さんには負けてるけど


体重とか、ほとんど筋肉だからなぁ……


おかげさまで、体格も甚爾さんに似てきているため、服は2人で着回している


だから、少し俺が着るとブカブカになる


………


Tシャツを着て、ズボンをはく

…あと上着

パーカーでいいか、



このパーカーは甚爾さんが俺に買ってくれたもの、

大事過ぎて、全然着てない


でも、勿体ないから、


『甚爾さん？終わったよ』

甚爾｢んじゃ、行くか、｣



2人で並んで歩いた



ふわりと俺の白い髪が風になびく




それを見て、

甚爾｢本っ当に、Aの髪、綺麗だな｣


と、甚爾さんが言う


『…ありがと、』


少し照れくさくなって、


するりと自分の髪を梳く



真っ白……、確か“悟”も同じだったんだよな………




え、…………あれ？







“悟”って、俺の何だったんだ？





なんで俺は“悟”という名前を知っている？




まぁ、いいか、



俺は、甚爾さんみたいな黒い髪の方が、



好きなんだけど



でも、


甚爾さんが褒めてくれるからそれが嬉しくて








このままにしよう、そう決めた




甚爾さんの後をしっかりとついて行った

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