魔術師見習いのギャグ小説。 (ページ4)

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寮生活、開始ッ！ページ4

「うぉおおお‼すごい‼広い‼豪華ーッ‼」

私が叫んでいると…

「…げ。また貴方ですの？私のルームメイトは騒がしそうですわ…」

「ローゼさん‼」

「…あぁ、それと…別にさん付けじゃなくても良くってよ？」

…え、今この美人さんなんて言いました？

「…嘘、ホントに⁉じゃあローゼちゃんで良い⁉」

「良いですわよ」

ローゼちゃんは薔薇の花のように綺麗な笑顔でそう言ってくれる。

「…嗚呼、神様。ワタクシはもう思い残す事は御座いません。有難う御座います…天に召されても憎みません…‼」

「…Aさん？」

私がローゼちゃんに引かれていると、ギィ……という重く低い音と共に、誰かが入ってくる。

「…Aちゃん‼

良かった、同じ部屋だね!……えーと…

…そちらは？」

「スミレちゃん‼えっとね、この美人さんはローゼちゃん、私の魔法学校友達第1号‼」

「…大人しそうな方が居てホッとしましたわ。

私、ローゼですの。魔法は薔薇のツタを操る、といった感じでしてよ。仲良くしましょ。

…それで貴女は？誰ですの？」

「あ、えっと…スミレです‼魔法は小さな幸せを呼ぶぐらいで…

…よ、よろしくね、ローゼちゃん‼」

…スミレちゃん、緊張気味…？

大丈夫かなぁ。

「…えぇ。

よろしくお願い申し上げますわ」

ローゼちゃんがフッ…と微笑むと、部屋にあった薔薇のツボミが開く。

「おぉ‼凄い凄い、ローゼちゃんって天使っていうか女神さまだねッ‼」

「…違いますけど。

まぁ…褒め言葉として受け取っておきますわ」

…今回、ギャグ感無かったな…。