12話 ページ15
『坊っちゃま、そろそろお時間でございます』
五「え、まじ？？もうそんな時間？？」
五条様はんー、と考える素振りを見せると、思い付いたように「よしっ！」と呟いてクルっと振り返った
ガタイのいい1人の黒い服に身を包んだ人に話しかける
五「この後の予定全部消していいよ」
『！！...かしこまりました』
黒い人は他の黒い人に『後は任せたぞ』と言い残して部屋から出ていくと、五条様の後ろから慌てたようにさっきの使用人さんが話しかける
『坊っちゃま！！どうなさるおつもりですか？！旦那様に貰った期限はもう迫っているんですよ？！』
五「あー、もう、お前うるさい」
使用人さんにグチグチ言われるのを耳を手で覆って聞かないようにしている五条様をママや兄弟達はただ顔を歪めて見ていた。でも、1人だけ嬉しそうに少し微笑んでいる人を見つけると、バチッと目が合う
かりなお姉ちゃん...
ニコニコと微笑むお姉ちゃんを見ていると、口パクで何かを伝えてきた
香「(よ・か・っ・た・ね)」
優しく微笑むお姉ちゃんにさっきまで出そうになっていた涙がまた込み上げてくる
『ありがとう』と感謝の言葉を口パクで言おうと思い、口を開こうとすると、グイッと肩を引っ張られた
五「だーかーら！！もう決めたって言ってんじゃん！！」
『どなたにお決めになられたのですか！』
五「さっきからAに決めたって言ってんだろ！！」
『...はい？』
まって、何を決めたの？？なんで使用人さん信じられないような目で私を見てるの？！いや、その前に離してもらいたい
グイッとかなり強い手で肩を引っ張られている為、何とか抜け出そうと暴れてみたら更に強い力でぎゅうっと引き寄せられた
ギリギリギリっと肩を引き寄せられる
いや、痛い痛い痛い！！
ジタバタと動くと「あ、ごめん」と腕を話してくれたけど、これ絶対痣できてるじゃん
五「ねぇ、おばさん」
マ「おばっ！...はい、なんでしょう」
五「アンタらコイツ要らないんでしょ？？なら俺に頂戴よ」
マ「っっ！！ええ、喜んで差し上げますわ」
...どういうこと？？私、引き取られたの？？
ママ、差し上げるって何？？喜んでって何？？そんなに、私の事嫌いだったの？？
グッと下唇を噛む。少し血が滲んだけどそんなの気にしてられなかった
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苺ミルク飴(プロフ) - 三度目のコメント失礼します。苺飴でコメントした者です。本当続きが気になりすぎます…！何度読み返しても飽きない作品で、読んでいてすごく楽しいです。またいつかの更新、楽しみにして待っています。お体に気をつけ、頑張ってください！応援してます。 (2021年2月11日 0時) (
レス) id: 7e42020719 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - マーブルチョコさん初めまして、この小説は五条悟オチですか？続きが楽しみにしてます。頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月20日 18時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2021年1月4日 1時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - 緋の目…？ (2020年12月1日 21時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
rin(プロフ) - ★すぷーん★さん» アンケート参加ありがとうございます！！皆さんに満足されるような展開を書けるよう頑張ります (2020年11月16日 16時) (レス) id: f5b505d42c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マーブルチョコ | 作成日時：2020年6月22日 18時
