なんのために4 (ページ1)

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やり返すために(笑) ページ1

貴方side

部屋に戻ると藍ちゃんはもう目を覚ましていて3人は少し混乱した顔をしていた

こりゃーさすがにバレちゃったか

貴『藍ちゃんはい、これタオル。冷やすもの探したけど見つからなかった。ごめんね』

藍「ありがとう」

貴『うん、どういたしまして。それで？』

藍「Aが察してる通り深刻だよ」

ですよねぇ～

翔「なんだよ。これ以上他に何があるってんだよ？」

藍「長時間雨に打たれたせいでトラブルが起きたんだ。このままだと僕は映画の撮影が終わる前にパワー不足で動けなくなる」

……

藍「パワー残量70％。通常モードと省エネモードをうまく使い分ければなんとかなるか。問題は省エネモード中の熱暴走か… …何やってるの君達。早く部屋に戻ったら？」

那月「手伝います藍ちゃん！」

翔「撮影が終わるまで俺達が手を貸すよ」

春歌「何かお手伝いできることありませんか？」

君たち適応能力すごいね(笑)

私最初結構時間かかったよ？

でも3人とも心強いね

藍「必要ないよ」

…え？

衝撃だったのは私だけじゃなかったらしい
3人ともｶﾞｰﾝってすっごい分かりやすい

翔「何でだよ！もし撮影中に何かあったら…」

藍「君達にできることはないよ。一人で対処したほうが効率もいい。無駄なパワーを消費したくないんだ。これは僕の問題だから」

藍ちゃん…
もっと頼ってよ

そして撮影は再開した

撮影中藍ちゃんの様子に変化はなかった
しかし変わったことといえばなっちゃんと翔くんのNGが少ない事だ

休憩に入ると藍ちゃんがふらついていた
3人ともすぐに気づき駆け寄ってきて藍ちゃんを冷やすために3人ともあおぎだした

なかなかシュールな光景だけどみんな可愛い!!←
じゃなくてみんな藍ちゃんのことを本気で心配している

なっちゃんと翔くんは呼び出され向かっていった

貴『春ちゃん、あっちのテントからみんなの分のタオル持ってきてくれる？』

春歌「は、はい！分かりました！」

そう言って春ちゃんも傘をさして取りに行った

藍「変だよね。あの二人。午後になって劇的にNGが減ってきてる」

貴『鈍感』

藍「なに？この間のこと引きづってるの？」

そりゃ～もちろん
あんなにみんなから言われたら引きづるに決まってる！←
やり返しだ!!