2話 ページ5
クレー「あ！アルベドお兄ちゃんに、Aお姉ちゃん！おかえり！」
アルベド「ただいま、クレー。」
A「クレーちゃん、元気だね。」
アルベドは、いつの間にか迷子になっていた私を見つけてくれる。
私にはよく分からないが、精神の病だそうで、記憶がいつも朧げになっている。
アルベドがいなければ、私は今頃どうなっていたのか……。
感謝をしなければならない。
A「アルベド、私ウェンティと何を話していたのかしら。」
アルベド「さあ……ボクがあの場に来た時には、もう話終えていたようだしね。」
A「そう……。」
クレー「Aお姉ちゃん！遊ぼう！」
A「ええ！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
A「アルベド、いつも思うんだけど、錬金術って不思議ね。」
アルベドが用意してくれた紅茶を飲みながら話す。
カップの近くにはノエルさんの手作りケーキがきらきら輝いている。
アルベド「面白いかい？」
A「ええ。お弟子さんの……えっと、ティマイオスさんと、騎士団のスクロースさん、それぞれ研究対象は違うけれど、素敵よね。」
アルベド「ああ、彼らは自らの研究に意味を持っているから。意味があることは必ず理由があるんだ。」
A「少し難しいけれど……アルベドは私を研究したいのよね？理由があるの？」
アルベド「もちろん。でも今はまだ、キミに教えられない。」
アルベドの美しいオーシャンブルーの瞳が、2つこちらに向いている。
A「そう、、ふぁ〜ー……、なんだか、眠くなってきたわ。」
アルベド「昼寝でもするといい。おやすみ、A。」
彼女が眠った後に、ボクは錬金術の準備を揃えた。
身体は長くは持たない。毎日の点検と、月に一度の創造が必要だった。
彼女を起こさないように、ゆっくりと皮膚に手を添える。
己の指先から、彼女の身体へ熱が伝わっていった。
こんこんこん
ドアから小さくノックの音が聞こえた。
クレー「アルベドお兄ちゃん！」
アルベド「クレー、今Aは眠ったばっかりだから、起こさないようにね。」
クレー「うん！分かった！」
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芋煮(プロフ) - mさん» ふぁっ！？コメント気づかなくてすみません😭ありがとうございます！透明感ある感じを目指したかったので嬉しいです笑 (6月21日 7時) (
レス) id: 59221f80a5 (このIDを非表示/違反報告)
m - 度々コメントすみません。二箇所ほど誤字衍字があると思いますが、笑って許してやってください…。長々と読みにくいコメント、失礼しました。 (6月11日 23時) (レス) @page10 id: 12017230f1 (このIDを非表示/違反報告)
m - コメントコメント失礼します。とっくに完結されていますが、完結おめでとうございます。最後まで、素晴らしく綺麗なお話でした！死ネタ切ない感じが凄く大好きなので、この作品に出会えたこと嬉しく思います。お疲れ様でした。 (6月11日 23時) (レス) @page10 id: 12017230f1 (このIDを非表示/違反報告)
芋煮(プロフ) - 1000hitありがとうございます！良ければコメント下さると作者が喜びます。 (5月14日 16時) (レス) id: 59221f80a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋煮 | 作成日時：2023年4月12日 0時
