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…こんな弱気な自分じゃいけない事は分かってる
目の前でブラッジャーを投げようとしている先生のもっと奥…
向い側では教師の席がある棟。
気のせいかとも思ったけど
嘲笑われてる様な気がして見上げると
「……」
あの冷たい冬の様な瞳が
品定めするかの様に私を捉えていた
『……』
何よあれ
私の過去に居る深い影の様な目をして
でもその目に怯える私に未だ過去が生きたままだと実感して1人誰も知らない心の中で落胆した
『(所詮お前は変わらないってね)』
フンと自分を嘲笑するが如く笑った私を
ルシウスは一瞥した
＿＿…
箒の柄を握る手を優しく宙へ放り出して、自らに言い聞かせた
＿＿弱い自分をひた隠して今まで生きてきた。
いつかはと弱者のままで私自身の過去を蔑んでいた
＿＿でもさ。
怖くても、大事な人を守りたいって思えるくらいにはね
…そう、私だって！
＿＿＿＿騙していたのは私だけど引き離したのは貴方
＿＿＿私に何の恨みがあるか知らないけれど
私の名前はメートラネス。
私は箒の上に立ち上がり上昇した
そして彼の目の前でフードを脱いで
ニッコリ笑ってこう言ってやったのだ
「……」
『(覚悟しろ)』
口パクでも彼にはしっかり伝わった様で
彼の薄ら笑いは姿を潜めた
私は気分がぐっと良くなって
箒から倒れ込むように落下し宙で何回転もしてから
また箒に跨り上昇するという技を披露した
観客からも教師陣からも悲鳴やら歓声やらがやたらと聴こえてきた
恐怖や不安は消えて
過去の自分とおさらば出来たと感じなんだか気分は晴れていた
「…あの子ってばすぐ調子乗って」
「見ろよ皆拍手してるぜ」
周りからは来賓席に座るルシウスに挨拶兼パフォーマンスに見えていたらしい
実際はもっと壮絶なムードであるが。
それに気が付いたのはルシウスと校長だけだった
「流石"儂の孫"じゃよ
のうルシウス。彼女をどう思う？」
「……よく似てますな」
目を細めた校長はさぞ面白そうに淡い青色の瞳を彼に向けた
「孫であるのに余り似てないと言われるがの。
あぁ、誰に言われてたか忘れてしまったよ」
歳のせいだ、とダンブルドアは笑った
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まむさじ(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！絵の方も益々精進していけたらと思います！！コメントありがとうございました！ (1月19日 16時) (
レス) id: 583631d775 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - まむさじさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！本当に最高な作品だと思っております。ハリポタの絵も素敵だし本当に素敵でした！まむさじさん。 (1月19日 15時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - みかんさん» 有りました！！クィレル先生はもう不憫過ぎるのと現実世界での夢主の人生と共有できる人生を歩んでおり、夢主は嘘で嵌められたにしろクィレル先生は本当に武力行使をしてしまったという部分でコレから一緒にいさせたいんですよね…（オタク特有の早口） (2021年10月28日 2時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - みかんさん» ｷｬｰ！コメありがとうございます！励みになります…！！片腕のシーンは賢者の石�兇�Another3に登場しております！！！！確か！！！ちょっと私も調べてきますね！！！（？？？） (2021年10月28日 1時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 読ませていただいています！クィレル先生を死なせない展開がよく思いつくな、と感動しました！これからも更新頑張ってください！質問なのですが、主人公はどこで片腕をなくしましたっけ、？そういう描写が見つけられず…教えて頂けると幸いです！ (2021年10月27日 22時) (レス) id: 13eba02cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まむさじ | 作成日時：2019年6月25日 20時
