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樹「ごめん遅くなっちゃった。」
俺が講義を受けていた教室の壁に、本を読みながら寄りかかって待っていた北斗に手を合わせて謝る。
壁に寄りかかってる姿はまるで映画のワンシーンのようだった。
北斗「居眠りでもしてたの？」
樹「...バレた？マジでごめん!!
お詫びと言ってはなんだけど、お腹すいてない？」
北斗「...まあ、少しは？」
樹「よし！奢るから一緒にお昼食いに行こう!!」
そうと決まれば話は早い
学生のお昼と言えばファミレスだろ！
北斗「奢るとか別にいいからね？」
樹「いいからいいから、こういう時は甘えときなさいって！」
北斗「でも...」
樹「じゃあ俺に奢って貰った分ラウールになにか買ってあげて？」
北斗「...わかった。」
どうにか北斗を納得させて、帰り道にあるファミレスに寄った。
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作者名：秋冬
| 作成日時：2023年3月2日 22時
