＊colorless 3 ページ4
今日は放課後呼び出しを受けたよ
容赦ないね
僕をよく思ってないなら放置すればいいのにね
あーめんど
「ホントにあんたってうっざい」
「ここにいれなくしてやるわ」
そして彼女は自分の腕をカッターで切りつけた
何やってんだろ
「キャー」
あ、これが噂のカッターキャー？
「此処にアンタの味方なんていないわ」
その通りだった
すぐに来たのはサッカー部員
彼女の知り合いの1人らしい
ちゃんと授業に出席していない僕を信じる人は何処に居ようか？
桃「え？ほんとにやったの？」
『キミは信じてくれるの？』
桃「うん」
『僕はやってない』
桃「うん」
赤「悪いがキミのやっていること見させてもらったよ」
「！？」
赤「キミにはそれなりの処置をするか、今後彼女に関わらないか。どちらか選べ」
「もう関わんないわ。こっちから願い下げよ」
酷い言い様
にしてもこの子なんかめっちゃでかい人達引き連れてきたんだけど？
ちょっと圧迫した感じが嫌なのですが
桃「大丈夫だった？」
『うん、ありがとう』
桃「あのね一緒に男バスのマネージャーしない？」
『は？』
桃「やろうよ」
何故そこまでして僕を明るい世界を見させるの？
僕には場違いでしかないその場所に行きたいなどと思ってしまう僕は愚かですか？
希望を抱いてもいいですか？
其処に僕の居場所はあるのでしょうか？
でも、彼女がいるならいいかな、と
そう思った自分がいつの間にかいた
『うん、わかった』
桃「やった」
赤「拒否権などなかったがな」
桃「改めて桃井さつきです、七篠ちゃん宜しくね」
『七篠って誰？』
桃「え？七篠梨子って名前じゃないの？」
『あー偽名。あんま名前好きじゃなくて』
桃「え？そうなの？」
『名前は好きなんだけど、肩書きが嫌いなんだよね』
桃「じゃあ本名なんて言うの？」
『マネージャーって挨拶する？』
桃「うん」
『その時言うよ』
桃「じゃあ早く行こ」
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作者名：3K猫 | 作成日時：2018年1月26日 7時
