＊colorless 1 ページ2
僕は此処でも空気だった
授業にも出ずにただテストだけを受ける
何故か僕はそれが許されたのだ
何故か？僕にはわからない
クラスにも1度も行ったことがない
だから誰も僕を知らない
でも、ある日見つかった
とあるいじめっ子グループに
その人たちに僕はまたあの人と同じことをされる様になってしまった
抵抗しない
声もあげない
泣かない
ただ無感情に前髪を通して彼女たちを見る
可哀想な人達だな、と
僕は此処でも空気だった
授業にも出ずにただテストだけを受ける
何故か僕はそれが許されたのだ
何故か？僕にはわからない
クラスにも1度も行ったことがない
だから誰も僕を知らない
でも、ある日見つかった
とあるいじめっ子グループに
その人たちに僕はまたあの人と同じことをされる様になってしまった
抵抗しない
声もあげない
泣かない
ただ無感情に前髪を通して彼女たちを見る
可哀想な人達だな、と
僕が彼女らにいじめられて早くも一週間がたっていた
その時に1人の少女に会った
？「あの、大丈夫？」
最初は僕に掛けられているとわからなかった
でも、僕しかいなかったので彼女と向き合うことにした
『大丈夫だよ』
？「でも、血出てる」
『いつもの事だよ』
？「慣れちゃダメだよ」
『そうなの？』
？「可笑しいよ」
『おかしくなんてないよ』
？「でも…」
『キミとは他人だから気にすることなんてないよ』
？「そうだけど」
『もし僕を助けたいと思うならホントの話し相手になってくれないかな？』
？「私でいいなら」
『キミがいいよ』
僕はそう言って彼女のもとを離れた
友達になってはいけない
あーゆーグループはタチが悪いから嫌いだ
自分が何よりも一番だと思っている人たちに好感など持てるはずもない
それから毎日彼女に話をした
名前も知らない赤の他人の彼女に
ただ僕が一方的に話す愚痴
それをただ相槌を打って聞いてくれた
それだけでどれだけ心が軽くなっただろうか
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作者名：3K猫 | 作成日時：2018年1月26日 7時
