file 15（少しストーリーを入れ替えましたfile13.14.15） ページ18
本当に神様とは、ひどいものだ。
『あ、ここは右です。』
「わかりました。」
なぜ私は、安室さんに送ってもらっているのだろうか。ことの発端は、少し前にさかのぼる。
ひょんな事から安室さんとメアドを交換し、コーヒーを飲んでいると、蘭さんと毛利探偵、コナンくん…そして茶髪でショートヘアの女の子がポアロにやって来た。
「あ！Aさん！あの時は大丈夫でしたか？」
蘭さんのいう�爐△了��瓩箸蓮△�そらく強盗犯との追いかけっこのことだろう。まあ、�狡匹い�けっこ�瓩箸いΣ聴Δ蕕靴い發里任呂覆�ったが…
『ええ。大丈夫よ。あの時は毛利探偵にもご迷惑をおかけしました。』
「いえいえ！困った女性を助けるのは当然のことですよ」
と豪快に笑う毛利探偵に、苦笑いするコナンくんに少しクスリと笑う。
「ちょっと蘭！誰！？この女の人！」
『斑鳩Aです。よろしくね？』
と軽く挨拶をすると彼女も、
「鈴木園子でーす！こちらこそよろしくお願いしまーす！」
と元気よく返事をしてくれた。
蘭さんたちと行動をともにしている彼女も、おそらくメインキャラの1人なのだろう…なんてことを思いながら、残ったコーヒーを飲み干して立ち上がる。
『じゃあ、私はこれで…』
「あ！Aさん！実は、僕も今日これで上がりなんですけど…良ければ送りますよ」
という安室さんに遠慮しようとしたとき、蘭さんと園子さんが悲鳴をあげた。
「ええ！？安室さんってAさんに気があるんですか！？」
「そうは思ってましたけど…応援してます！」
え、ちょっと待って…何を勘違いしてるの！？
「はい！実は、そうなんです。」
そう言って照れながら笑う安室さんに、私は目が点になった。ついでにコナンくんもだ。
「安室さん！頑張って下さい！」
「私たち応援してます！」
え…何この展開…
女子高生とは恐ろしいと思いながら、安室さんの車に乗る。
しかし、困ったことに私はホテル暮らしを転々としている身だ。このことがバレれば真っ先に質問責めに合うだろう。
『あ、この辺なので…ここら辺で降ろしてもらっても構いませんか？』
「遠慮しないで大丈夫ですよ。玄関前まで送ります。」
こう返答されるのは、お見通しだった。
『まあ…最近知り合ったばかりの男性に家をみすみす教えるわけにはいきませんので…』
と言うと彼は肩をすくめて、手厳しいですね…と笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 264人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レリア（黒赤蓮梨）(プロフ) - 美都さん» 最後まで閲覧してくださり、ありがとうごさいました！！そう言っていただけるなんて感無量です！！私にはもったいないお言葉で…とても嬉しく思います！本当に応援して下さり、ありがとうごさいました(^^) (2017年10月8日 22時) (
レス) id: 4816739c93 (このIDを非表示/違反報告)
レリア（黒赤蓮梨）(プロフ) - ノアさん» ありがとう！ノアちゃん！そう言ってもらえるだけで本当に嬉しいです(*^_^*)ありがとう！最後まで閲覧して下さりありがとうごさいました！！ (2017年10月8日 22時) (レス) id: 4816739c93 (このIDを非表示/違反報告)
美都 - 完結おめでとうございます！！すごく切なくて感動しました…！！また何度も読み返したいと思います(⌒▽⌒)！ (2017年10月8日 21時) (レス) id: f8e00b0820 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 完結おめでとう！終わっちゃうのは寂しいけど凄くいい作品でした！ (2017年10月8日 14時) (レス) id: 1927fe488d (このIDを非表示/違反報告)
レリア（黒赤蓮梨）(プロフ) - ブルーパープルさん» ありがとうごさいます！前作もコメントして下さいましたよね？ 汗 とても嬉しいです！！最後まで閲覧してくださりありがとうごさいました！！ (2017年10月8日 12時) (レス) id: 4816739c93 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
