episode3 ページ4
男子「鶴丸様！」
先程いじめていた男子が、声をかける。
すると、鶴丸という男はジロッとその男子を見て、立ち止まった。
男子「聞いてくださいよ。こいつ、下級生徒のくせして俺にぶつかってきたんですよ。」
男子「こいつ、退学にしてくださいよ〜！」
その言葉で、その人の視線がいじめられていた男子に移る。
鶴丸「お前、誰だ。」
男子「っ…坂橋勇助と申します…つ、鶴丸様、どうか、退学だけは…！！」
必死に乞う。
鶴丸「…フンッ、そうか。退学が嫌なら…」
男子の胸倉を掴む。
鶴丸「屈辱に耐える事だな…せいぜい抗えよ？坂橋。」
そう言って、男子を地面に叩きつけてから立ち上がり、また歩き出した。
坂橋「っ……」
その男子は絶望した様な表情をする。
男子「退学なしか〜。」
男子「でも許しは出たぜ？」
男子「そうだな！もっと遊んでやるよ！来い！」
坂橋「い、嫌だ！もうやめてくれー！！」
そのまま男子はどこかに連れて行かれてしまった。
それを見届けて、私はさっさと校舎に入り職員室へ向かった。
職員室に着き、ノックをして中に入ると、私を待っていたらしい先生が出迎えた。
教師「こんにちは！貴方が転校生の…」
「はい。波河Aです。」
教師「よろしくね、波河さん。」
女の先生。
見た目優しそうな人だな。
この学園専用のものや、必要なものを受け取り、簡単に説明を受けた。
教師「じゃあ、早速行きましょうか。波河さんのクラスは、2-Eよ。2階のね。ホームルームで紹介するから、廊下で待ってて、呼んだら入ってきてね。」
「分かりました。」
私は頷いて、先生について行った。
教師「それじゃあ、少し待ってて。」
そう言って、先生は教室に入って行った。
私は呼ばれるまで、教室の前にある窓から学園の中庭を覗いていた。
―教師side―
教師「では、ホームルームを始めます。」
教室に入れば、騒ぐ事なく席に着き私を待っていた生徒達がいる。
今日、波河Aさんという転校生が来た。
さっき、簡単に学園の説明をしたんだけれど…いかにもこの学園が、夢の学園かの様に話した。
この学園は、世間からの評価がとても高く、設備も充実している素晴らしい学園だ。
………というのが表面上。
実際の裏面は…“生徒”の支配下。
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shuna(プロフ) - きよひーさん» ありがとうございます！楽しんでいただけてとても嬉しいです！頑張ります！ (2019年9月1日 14時) (
レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)
きよひー(プロフ) - 面白いですね！更新待ってます、頑張ってくださいo(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2019年9月1日 11時) (レス) id: 276c9143cf (このIDを非表示/違反報告)
shuna(プロフ) - 幸別愛友さん» 見てくださりとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年8月12日 11時) (レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)
幸別愛友 - 更新が凄く楽しみですね！頑張って下さいp(^∀^)q (2019年8月12日 11時) (レス) id: 978af02bfc (このIDを非表示/違反報告)
shuna(プロフ) - 礪さん» 読んでくださりありがとうございます！時間があれば頑張って更新しますね！ (2019年8月11日 22時) (レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shuna | 作成日時：2019年8月11日 18時
