理由なんか第6話:壱馬side ページ10
A「疲れたー飲み物買ってくるー。」
『あ、じゃあ俺も行く』
狙ってた。2人になれる時間を…
いや、もしかしたら衝動で出た言葉
かもしれない。
Aといたいっていう欲求が掻き乱されて
それで出た言葉かもしれない、、、。
A「ねぇー、何で着いて来たの？」
不思議そうに問いかけるAは、
今の俺の疑問に相似た質問だった。
『…別に理由はないけど
…ただ、来たかったから来ただけや。』
…待て、俺は何を言ってるんだ？
A「…そっか笑」
ほら、困ってんじゃん…
余裕無いとかだっさいな俺…。
実際、A好きな人多いのは事実だし、、？
GENEさんは多分大体好きだろうし、
ランペだって慎はまず、そうだろうし
北人も多分そうだし、樹も、、って
これ出てるやつみんなライバルかよ、、笑
A「…壱馬くん？」
『……ん？』
A「あ、いや、何か…
1人で百面相してるからどうしたのかなって」
『…あー、いや、悩み…事？』
A「…私でよければ、、聞くけど笑」
…すぐにでも言いたかった、、
そんなこと言われたら
ほんとに好意を言いそうで
滑りそうな口を懸命に阻止した。
『…いや、今はいいや』
A「…そっか、
でも、言いたくなったらいつでも頼って？
抱え込むのは、良くないよ」
そう言って控えめに笑ったA。
その瞬間、俺の中で何かが切れた。
そう思ったら止まらなくって、
自分の方にふわっと、Aを寄せた。
A「…？ 壱馬くんの匂いする〜笑」
純粋なのかなんなのか、
何の疑いもかけずにニコニコしながら
俺にすっぽり収まってるA。
触れないでも分かる華奢な身体に触れて、
細さを改めて実感する。
ダンスやってるから
一応、鍛えてるみたいだけど…笑
A「…ていうか、何でこうなったん？
誰かに見られて壱馬くん撮られたりせん？」
自分より他人の心配。
昔からそういう奴ってわかってるからこそ、
その優しさに心打たれる。
『理由なんか必要ないやん。
ただ、そんな気分なだけ。
……自分勝手やな。ごめん、、』
そう言い、そっと離れた。
A「？！ 謝らないでよ笑
…っ そのっ、嬉しい、よ？」
『…！』
なぁ、A、期待してもええんか…？
俺にもまだ、可能性、あるん？
「あ、お取り込み中？」
聞いたことある声に反応して、
声のした方を向けば…
『…亜嵐っさん、』
一連の流れを見られていたのだろうか
困り顔で俺らに視線を向ける亜嵐さんがいた。
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みー(プロフ) - 私もGENE大好きです！お気遣いありがとうございます！！ (2019年12月12日 18時) (
レス) id: 670bc325c0 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です気温差激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月12日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みー | 作成日時：2019年12月12日 16時
