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お粥を彼に食べさせて市販の薬を飲ませた後、とりあえず買ってきたフルーツを食べやすい大きさに切り分けて部屋に持ち込んだ





ちょっとだけだから、とそれを半分くらい平らげた所で彼の分が無くなりかけていることに気が付き、辞めればする事が無くなってしまった


だから、暇つぶしに寝ている彼を見ていたらいつの間にか私も眠りに落ちていたらしく……





『……んあ?』


それで目が覚めたら顎クイされていて最高に意味が分からなかった





それから彼はずっと目合わせてくれないし……


本当にこの状況、何があったの?











『あの、もう良くなりましたか?』


「……ん」





一回も目を合わせてくれない彼





ずっとそっぽ向いたまんまだし


何考えてるんだろう





良くなったって言ってるけど


なんか逆に威勢が無くなってる気がするんですけど





『ま、まさか!本当にお粥食べて悪化しました!?』


「……」


『何か言えよおおおおお。これでお腹壊してたら責任問題だよぉぉおおお』





とりあえず、熱は引いたのか確かめるために彼の額に手を置こうとしたら、その顔は ── 熱の時より真っ赤だった





『え』


「……っ。今あんたの顔見れない」





そう言って都合が悪そうに、また顔を逸らして黙る彼





え。私の顔が見れないってどういう事だよおいコラ


何かそれ失礼じゃねえか?





『ねぇ、本当はまだ熱あるんじゃないですか?もう少しくらいなら私居れますけど……「いや、いい。早急に帰って」


『即答かよ』





そう言われたので、私は自分の荷物を纏めてドアノブに手を掛けた





『あ、そう言えば洗いもの溜まったまんまだ。洗ってから帰りますね』





後始末をすっかり忘れていて、人の家を荒らしっぱなしにするのもどうか、と思い部屋を出てキッチンに向かおうとすると、彼に腕を掴まれる


何も言わずにそのまま玄関まで連れてこられた





『え。何何何何何何?無言怖い無言怖い無言怖い』


「悪いけど、本当に帰ってくれる?俺これ以上持たないと思うから」





何が持たないんだ?


なんかよく分からないけど……





『そ、そこまで言うなら分かりました』


「ん」





バタンと玄関が閉められたかと思えば、すぐに鍵を掛けられた


それ地味に傷付くやつやで

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設定タグ:赤羽業 , 暗殺教室 , 恋愛   
作品ジャンル:ラブコメ
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ハバネロ(プロフ) - 黒髪さん» コメントありがとうございます!(*´ ∨`)大好きって言って貰えて嬉しいです!恋愛要素今のところ少なめですが、ご褒美編で展開をがらりと変えるつもりでいるのでこれからも楽しんで下さると幸いです!更新が捗るようなコメント本当にありがとうございます^^ (2019年4月30日 16時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - このお話大好きです!更新頑張ってください! (2019年4月30日 14時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハバネロ | 作成日時:2019年4月14日 23時

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