番外編4 終 ページ28
・
「該当者は誰だー」と前原くんが余計な野次を飛ばしやがったので、赤羽くんに手を引かれ大勢の前で立たされてしまった
「おぉ！この二人か！」
「ヌルフフフフ良いものが見れそうですねぇ」
わっと歓声が上がる
しかし気になるものが一つ……
殺せんせーそのカメラ、後でボロボロにしてやるからな覚えとけ？
「ヒィィ！Aさん！そんな顔しないで下さい」
『当たり前だろおお！証拠写真なんか残すんじゃねえよ！それを餌に脅すつもりだな？やっぱり警察に掛けとけば良かった』
「わかりました！写真は諦めます！だったらせめて動画で……」
『馬鹿野郎！そっちの方が何倍も恥ずかしいわ！』
「ニュヤァァァアァア」
＊
殺せんせーを無事に成敗し、辺りは静かになった
注目の的ってこう言うのを言うんだね……
心臓が持たないです
「じゃあ、ちゃっちゃと済ませちゃおうかA」
急に赤羽くんは私の後頭部に手を回し、顔を近付けてくる
『へ？も、ももももうするんですか！？』
「緊張し過ぎでしょ。俺ら何回やってると思ってんの」
『だーかーらぁ！これ本編以上に進んでるんだってば！つ、つまり私にとってはこれがファーストな訳で！』
「何？ごちゃごちゃうるさいよ？」
『そりゃ！ごちゃごちゃ言いますよ！何回でも言うけどね！作者がイチャコラが足りないとか意味わからん理由で先走ってキスさせようとしてるんだって！そんなの気持ちの整理がつかんわ！』
「はぁ。A、あそこに幼児化した渚が……」
『へ？どこ？どこに居るんですか？』
私がよそ見した瞬間、唇に柔らかいものが押し当てられる
『……ん！』
それは不意打ちだった
優しく、優しく触れるだけのキスが何度も何度も繰り返される
「「キャーーー！」」
遠くで黄色い声がする
もう他のこと考えられなくなって来た
脳も身体も麻痺していくような感覚
赤羽くんがそっと唇を離すと、それと共に私は床にへたぁ、と倒れ込んだ
「ご馳走様」
『……』
「あ！いけません！Aさんがまた気絶してしまいました」
「ふむ。もっと続きが見たかったですが、これだとAさんの体力が持ちそうにないですねぇ。お開きにしましょう！」
「待て。その生徒は暗殺の関係者では無いだろう」
「おや、烏間先生」
「記憶を消す必要がある。手伝ってくれるな？」
そうしてAはいつも通りの朝を迎えたのであった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 138人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハバネロ(プロフ) - 黒髪さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)大好きって言って貰えて嬉しいです！恋愛要素今のところ少なめですが、ご褒美編で展開をがらりと変えるつもりでいるのでこれからも楽しんで下さると幸いです！更新が捗るようなコメント本当にありがとうございます^^ (2019年4月30日 16時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - このお話大好きです！更新頑張ってください！ (2019年4月30日 14時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年4月14日 23時
