検索窓
今日:9 hit、昨日:3 hit、合計:98,428 hit

豆三十八粒 ページ39







冨岡さんは任務で家が空っぽだった





伊黒さんには自分の家に篭っていろと追い返される





しのぶさんは調合に物凄く集中していたから邪魔できなかった





不死川さんはなんか機嫌が悪かったから辞めておいた





『こんにちは』


「何しに来たの?」





……との事でタライ回しになりながら、私は無一郎くんの家に突撃しに来たわけである











『私とお話して下さい無一郎くん』


「Aさんと違って僕暇じゃない」





彼は畳張りの部屋の隅で壁に背を預けながら、古そうな書物を嗜んでいる


そんな無一郎くんの元に、ムッとした顔で四つん這いになりながら近付いていると、文字と目を合わしている彼に指摘をされた





「足擦るからその歩き方辞めた方が良いよ」


『あっ、はい』


(見てないのに分かるんだなぁ。凄い)


『何読んでるんですか?』


「何でも良いでしょ」


『無一郎くんと本って意外な組み合わせですね!』


「うるさいから静かにしてよ」


『あっ、はい』





よほど集中したいのか一度も目を合わる事無く私をそっちのけにして本を読むもので、段々集中を邪魔してしまうのが申し訳無くなってきた


(無一郎くんもお忙しいのかぁ)


肩を落として部屋を出ようとすると、着物の裾を指二本で摘まれてそのまま数回軽く引っ張られる


(ん?)


首を後ろに捩ると、こてん、と顔を傾げて身長差によって上目遣いになった無一郎くんが現れた





「Aさんって外国語分かるよね。これ何て読むの?」


(ン"ッ。あざとい!)


『えっと、これは漢語ですね。" 日清戦争について " って書いてあります』


「ふぅん。この後も清の言葉だから続き読んでよ」


『良いですよ!』





(ビバ!お役人!)


海外との貿易がこんな所で役立ちました





豆三十九粒→←豆三十七粒



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
126人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 冨岡義勇 , 恋愛   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ハバネロ(プロフ) - ゆり。さん» わぁぁぁぁ!嬉しいです!^^ パート2でも新作でもゆりさんを待っています! (2020年2月19日 0時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
ゆり。(プロフ) - わあああぁ!!新作も絶対読ませていただきます!!楽しみです!! (2020年2月18日 21時) (レス) id: 2a1f697cc9 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - ちくわさん» そんな貴方も最高です・・・!(訳:見て下さってありがとうございます!) (2020年2月16日 22時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ - 最高です…最高です… (2020年2月16日 15時) (レス) id: 60e60c572f (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - ゆり。さん» わぁあっ(*´ ∨`) こんなので良ければいっぱいムフフして行って下さい!私の妄想が尽きるまでお付き合い下さると嬉しいです^^ コメントありがとうございます! (2020年2月2日 1時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ハバネロ | 作成日時:2020年1月16日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。