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そう、私なら大丈夫……
いつも通りにしてればいいだけだから
授業が始まって、先生が黒板に要点を纏めていくので
教室にはカリカリとシャープペンシルを動かす音がこだまする
そんな中ふと隣を見ると彼は板書を取るのを面倒くさそうにしていた
赤羽くんはノートを閉じて眠りの体制に入る
……あ。
この光景を隣の席でずっと見てきたから、この後の彼の行動は何となく予想が付く
恐らく、板書を誰かに頼むんだと思う
そう彼の行動を考察していると、バチッと目が合った
「ねぇ、板書取ってくれない？」
『は、はい！』
「Aに言ってない」
赤羽くんはそう言って伊久留ちゃんの肩を叩いた
「そうそうっ。業くんは伊久留にご命令してるのぉ〜」
こちらに振り返って赤羽くんのノートを受け取ろうとする伊久留ちゃんに
どうしようも無く感情を突き動かされて、私は大きな声を張り上げていた
『赤羽くんっ！それは私がやります！』
「Aはいいって言ってるじゃん。綾瀬さんが代わりにやってくれるから」
『で、でも！そんなの伊久留ちゃんが可哀想です』
「わたしなら大丈夫だよぉ。Aちゃん心配してくれたのぉ〜？それとも悔しいのぉ〜？ふふふ」
「おい！そこうるさいぞ！」
そんなやり取りをしていると先生から指摘を受けた
伊久留ちゃんは先生に向かい直して、両手を合わせる
「あっ。先生ごめんなさい〜。もう、うるさくしませんっ。ね？Aちゃん？」
『……すみません』
【その2・私はいつ片時も赤羽くんの命令に従うこと】
私授業中にこんな必死になって何してるんだろ
何でこんなに苦しいんだろ
＊
お昼ご飯になって莉桜と食べていると、どうしても彼らを見てしまう自分がいる
伊久留ちゃんはまた赤羽くんの元に駆け寄って、一緒にご飯を食べていた
「じゃじゃんっ！今日はサンドイッチだよぉ〜」
「へー」
「業くん食べてねっ」
「はいはい」
聞きたくないのに二人の声だけがはっきりと耳に入ってきて、苦しい
何故だか食欲が湧かない
深い息を付いて机に伏せる
「あれ、食べないの？お腹いっぱい？」
『……ううん。そうじゃなくて胸がいっぱいなの』
「そう。あんた今日ずっと様子が変だよ。やっぱり業とちゃんと話合った方が良いって。今からでも遅くないから行きなよ」
『うん』
私、ここいらで限界かも知れない
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ハバネロ(プロフ) - 咲来(名前)さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)とにかく明るくて、馬鹿っぽい女の子を書きたかったのでそのように言って貰えて良かったです！現在パート3まで出ているので是非そちらも読んでみて下さいね^^ (2019年6月18日 22時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
咲来(名前)(プロフ) - 主人公がとってもおもしろいくて、私大好きです、もちろんカルマ君も大好きです、これからも応援してます！ (2019年6月18日 13時) (レス) id: aedff0aee4 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あんな、ケンカを売るような言い方でしたのに、許して頂いてありがとうございます。 これからも、この小説を楽しみにさせていただきます (2019年5月27日 8時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - 鶴さん» いえいえ大丈夫です(*´-`*)この件に関して鶴さんが責任を追う必要はございませんのでご安心下さい。今後このような事態を起こさない為にもしっかり対応の方をさせて頂きますので、いつも通り作品を楽しんで下されは幸いです(＊´ ∨｀) (2019年5月26日 18時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - 作者様私のコメントも不快でしたり、誤解を招く可能性がありました不快にさせてしまいましたら大変申し訳ありません (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年5月17日 1時
