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『これは私の友達の話なんですけど……』
「その入りで大丈夫か？今から自分の話をしますって言ってるようなものだぞ」
浅野くんから指摘を受けた
うぐ。あんまり私の話とは思われたくない
『あ、じゃあ。私の友達の友達の友達の話なんですけどね』
「関係を遠くしても意味無いぞ」
『うるさいなぁ！分かりましたよ認めます！私と赤羽くんの話ですよ！もぉ！』
「何を怒っているんだ」
『浅野くんが意地悪だからです！』
そう言うと彼は妖しく口角を上げる
『すっごい良い笑顔ですね！私をいじめて、楽しいんですか』
「あぁ」
『私はオモチャじゃありましぇーーん！！』
「御託はいいから早く本題に入れ。作業終わるまで今日は帰さないぞ？夜まで残るか？」
『分かった分かった！全部話すからそれは辞めて下さい！』
もう！人を振り回すのがお上手ですね！
＊
とりあえず伏せれる所は伏せて、事の経緯を全て打ち明けた
「なるほど。つまりAは綾瀬を優先している赤羽に腹が立っていると言うことだな？」
『そうです！今日ずっとテキトウにあしらわれてて、あったま来ました！何で伊久留ちゃんばっかり構うんですかね！』
「そこまで自分で言って分からないか」
『へ？』
浅野くんは私の瞳を捉えると、
お前は赤羽に嫉妬しているんだよ ── とゆっくりと口を動かした
思いがけない事を言われて、驚いてしまう
『……嫉妬？私が？』
「あぁ、そうだ。その様子だとまだ理解出来ていないようだな。気が済むまで付き合ってやろう」
浅野くんはそう言って作業を止めて、向かい直した
「まず、嫉妬とはどういうものか理解しているか？」
その質問を私は何となくはぐらかした
『うーん。自分より相手の方が優れてる時に、良いな〜ズルいな〜って思うことですかね？』
「あぁ、ないものねだりで嫉妬することもある。だがもう一つあるだろう？」
そう言われて、グッと爪を立てて拳を握る
……嫌だ。そんなの言いたくない
「今までずっと一緒に居たのに、急に他の奴に隣を取られそうで焦っているんだな？違うか？」
違うよ ── そう否定出来ない自分がいて何も言え無い
「黙っていると肯定と捉えるぞ」
辞めて。それ以上は何も言わないで
目頭が熱くなる
「A、お前は赤羽の事が……」
『うるさいですっ！』
今の私は顔も心もぐちゃぐちゃだ
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ハバネロ(プロフ) - 咲来(名前)さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)とにかく明るくて、馬鹿っぽい女の子を書きたかったのでそのように言って貰えて良かったです！現在パート3まで出ているので是非そちらも読んでみて下さいね^^ (2019年6月18日 22時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
咲来(名前)(プロフ) - 主人公がとってもおもしろいくて、私大好きです、もちろんカルマ君も大好きです、これからも応援してます！ (2019年6月18日 13時) (レス) id: aedff0aee4 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あんな、ケンカを売るような言い方でしたのに、許して頂いてありがとうございます。 これからも、この小説を楽しみにさせていただきます (2019年5月27日 8時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - 鶴さん» いえいえ大丈夫です(*´-`*)この件に関して鶴さんが責任を追う必要はございませんのでご安心下さい。今後このような事態を起こさない為にもしっかり対応の方をさせて頂きますので、いつも通り作品を楽しんで下されは幸いです(＊´ ∨｀) (2019年5月26日 18時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - 作者様私のコメントも不快でしたり、誤解を招く可能性がありました不快にさせてしまいましたら大変申し訳ありません (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年5月17日 1時
