報告 ページ21
「ってわけだぁ」
スクアーロがさっきまであったことを話す。
「・・・血をみて狂う双子のガキ・・・か。
おいマーモン。お前はどう考える」
「そうだね・・・彼らがあの王国の王子と姫ならば自分の両親を殺されたはずだ。
ベルは『流しちゃったよぉ、王族の血を！』って叫んでいたから
彼らの両親の血は彼らにも流れている。
彼らの両親の死と血がトリガーになっているんじゃない」
ザンザスはニヤリと笑い
「おもしれえ推測じゃねえか」と言った。
「ともかく、彼らに聞いた方が早いだろうね。
それに・・・あの力は驚異的だった。
使いこなせば大きな力となるけど、使いこなせなかったら味方まで殺しちゃうよ。
だから、まずは力の制御だね」
忙しくなりそうだ・・・とマーモンは溜め息をつく。
そして、先ほどまで口を開かなかったスクアーロが言う。
「ところで、アイツらの階級はどうするんだぁ？」
「・・・幹部だ」
ザンザスはいう。
「おまえ・・・」
「ボス・・・」
驚きと緊張の混じった顔で二人は呟く。
「間抜けな顔してんじゃねーよ、カスが。
お前らからみても、あのガキは相当だったんだろ？
どうせ、数年後には幹部だ。
なら、席が埋まってねえ所に入れときゃいい。
それに、アイツらがのし上がることで、他のカス共も燃えるだろうしな」
そういい、帰っていい、と目線で訴えられる。
二人がドアを手にかけたとき、
楽しむような声色で
「せいぜい足を掬われねえようにな」
ザンザスは笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 181人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
京夜(プロフ) - 結愛☆さん» ヴァリアーの幹部は口調やら声やらで気付いています(笑)でもベルは生まれてからずっと一緒なので・・・そこら辺分かりにくくてすみません！応援ありがとうございます(笑) (2016年8月15日 0時) (
レス) id: 4b153081bb (このIDを非表示/違反報告)
京夜(プロフ) - あいすさん» コメントありがとうございます！ザンザスが凍らされる前には気づきますね(笑)更新頑張ります！ (2016年8月15日 0時) (レス) id: 4b153081bb (このIDを非表示/違反報告)
結愛☆ - ヴァリアーの幹部達はジルが女の子だって知ってるんですか？応援してます！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 1eba1107e7 (このIDを非表示/違反報告)
あいす - 面白いです！ベルはいつジルが女の子って事気付きますか？更新頑張ってください！ (2016年8月14日 22時) (レス) id: acf5ab12fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：京夜 | 作成日時：2016年7月24日 16時
