衝撃的な問題 ページ9
なるほど。
「綱吉くんが俯きがちな問題が分かったような気がする」
私が呟くと、綱吉くんのお父さんは
「ひでぇな〜」
と、一人笑っていた。
「月ヶ瀬のところの娘の終夜ちゃんだろ？
オレ、月ヶ瀬零時とダチなんだよ」
と綱吉くんのお父さんが言ったとき
「終夜」
そう呼ぶ零時さん・・・お父さんの声が聞こえた。
振り向くと、そこには私のお父さんとお母さん。
綱吉くんのお母さんが立っていた。
というよりも、気がつかなかったが、目の前が家だった。
「終夜、家光に変なことされてないか？」
結構真剣に聞いてくるものだから、
「されてないよ」としっかり答えておいた。
本当に友達・・・なのだろうか。
「おいおい、零時！お前が真剣に聞くから、
終夜ちゃんがオレとお前がダチじゃないんじゃないかって疑ってるだろ！？」
どうでもいい、というようにお父さんは溜め息をついた。
ついでにいうと、二人のお母さんは、仲がいいわね、と微笑んでいた。
「綱吉くん、またね」
「ちょっと待って」
めんどくさいので、中に入ろうと思った私を家光さんが呼び止める。
「なんですか？」
「・・・言うこと忘れちまった！あはは、オレも年だな〜。
ごめんな、呼び止めて。これからも綱吉と仲良くしてやってくれ」
「・・・はい」
私は返事をして中に入った。
一瞬、たった一瞬だったが、家光さんの目が鋭くなった。
零時さん・・・お父さんの表情が強張っていた。
寝る時、お父さんが私の部屋に来た。
私は狸寝入りをしていた。
そんな私を愛おしそうに眺め、頭をなでながらお父さんは言った。
「ごめんな、終夜」
ただ、それだけを。
とても悲しそうにいったのだ。
その理由を、私はまだ知らない。
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京夜(プロフ) - ネアレ殿さん» うわーっ！ありがとうございます！今はテスト週間という恐ろしい時期なので、更新が遅れそうですが、終わったら書いていきます！応援ありがとうございます(｀･ω･´) (2016年11月20日 9時) (
レス) id: 4b153081bb (このIDを非表示/違反報告)
ネアレ殿(プロフ) - 新作おめでとうございますヽ(*´∀｀)ノ作品更新無理をしない程度に頑張って下さい(`･ ω･´)ゞﾋﾞｼｯ!!応援してます(*⌒▽⌒*) (2016年11月20日 1時) (レス) id: c0475fe362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京夜 | 作成日時：2016年11月17日 19時
