二人 ページ25
カス鮫ってスクアーロさんのことだったんだ・・・。
というか、声が大きすぎて耳が痛い。
「うるせぇって！スク先輩！終夜が耳抑えてんじゃん。
オレたちは慣れてるからいいけど、終夜はまだ小さいから鼓膜弱いんだぜ」と、ベルが言う。
「う゛ぉ・・・す、すまねぇ」
謝るスクアーロさん。
「いえ、こちらこそすみません。カス鮫がスクアーロさんだなんて、知らなくて・・・」
私が言えば、スクアーロさんは驚いたようにたじろく。
「真面目なやつだなぁ。敬語じゃなくていい。別にスクアーロって呼び捨てでいいぞぉ」
真面目って・・・幹部以外の人はみんな敬語じゃなかったっけ・・・？
私の疑問を読み解いたのか、ベルが言う。
「終夜はゆくゆくは幹部になるんだぜ？だから、オレたちと同等ってわけ」
「え・・・幹部？」
「そうだぁ。オレたちが今からお前を鍛えあげるんだからなぁ。
そこら辺の奴らじゃ倒せねぇくらいに強くなるぜぇ。だから今から幹部候補なんだ。
覚悟はあるんだろう？頑張れよ」
くっくっく、とスクアーロが笑う。
なんか、急に圧がかかってきた・・・。
っと。当の目的を忘れる所だった。
「えっと・・・じゃあ、スクアーロで。
今から、イタリア語教えて貰いたいんですけど、誰に頼めばいいかな？」
「・・・そうだなぁ・・・、やっぱりレヴィがいいんじゃねぇか？」
スクアーロがいうが「えー！」とベルが文句を言う。
「あんな変態に任せるわけ？」
「しょうがねぇだろ。アイツ普段は使えねぇが、一応トップの大学出だぞぉ」
その言葉にベルがチッと舌打ちをする。
それにしても、レヴィさん・・・ひどいいわれようだな。
「わかった。じゃあ、レヴィさんに頼んでくるね」
と私はいい、取りあえず二人を部屋から追い出して
昨日ルッス姐さんから貰った隊服に着替える。
部屋から出れば、二人はなにやら言い争いをしていた。
素通りしようと思った私にベルが気づく。
「終夜、それ隊服？似合ってんじゃん」
直球にいわれると照れる。
「・・・ありがとう」
「これが馬子にも衣装ってやつかぁ」
何かを納得するスクアーロに私は苦笑いを浮かべる。
スクアーロのことは、すごくこわかったけど、
仲間(といっていいのかは分からないが)になった今では全く怖くない。
「じゃあ、レヴィさんを探してくるね」
そういって私は二人のもとを去った。
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京夜(プロフ) - ネアレ殿さん» うわーっ！ありがとうございます！今はテスト週間という恐ろしい時期なので、更新が遅れそうですが、終わったら書いていきます！応援ありがとうございます(｀･ω･´) (2016年11月20日 9時) (
レス) id: 4b153081bb (このIDを非表示/違反報告)
ネアレ殿(プロフ) - 新作おめでとうございますヽ(*´∀｀)ノ作品更新無理をしない程度に頑張って下さい(`･ ω･´)ゞﾋﾞｼｯ!!応援してます(*⌒▽⌒*) (2016年11月20日 1時) (レス) id: c0475fe362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京夜 | 作成日時：2016年11月17日 19時
