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佐久間「失礼します。」
ドアが軋みながら
結城の代わりに挨拶を返す。
壁にもたれ赤い唇が
ほんの少し弧を描いている
佐久間「三好…」
三好「これから参謀本部ですか?あの大佐が
結果を聞いたらさぞ、驚くでしょうねぇ」
ふっ…と三好が鼻を鳴らす
佐久間「…ッハァ、俺を笑いにきたのか?」
三好「…いえ、少し見直しましたよ。
軍人の佐久間さんには、
気づけないと思っていたので…
それよりこれから皆で街に出るんですが
良かったら一緒にどうですか?
奮発して料亭にでも?」
佐久間「…あのとき、なぜ?」
三好が何かという目線を向ける
佐久間「…いや、忘れてくれ…折角だが遠慮するよ。また誘ってくれ」
三好「そうですか?」
スルリと三好の横を通りすぎる
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作者名:Harukiorange | 作成日時:2017年3月30日 17時