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結城中佐の部屋をあとに
自室に戻ろうとすると
三好「街に出ますが…佐久間さんもどうです?」
佐久間「否、俺は遠慮しておこう…」
化物８人の中でもトップクラスに
相当するであろう…
三好が話しかけてきた。
信じがたい事に寮には門限が無く
夜遊びは各人の自由だった。
自分が卒業した陸軍士官学校とは
何もかもが違っていた…
士官学校の同期は御国のために
この身を捧げようと誓いあった仲だった
そいつらの為には
命を投げ出しても良いと思っている
だが…ここの学生たちは
三好…
神永…
小田切…
甘利…
波多野…
実井…
福本…
田崎…
彼らの名前は全て偽名だった…
偽名で呼び合い、偽の経歴を答える…
たまに苦しい訓練を受けながら
お互いの本当の名前すら知らないのだ…
そんな生活にどうして耐えられる…
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作者名：Harukiorange | 作成日時：2017年3月30日 17時
