大変 ページ14
「っと、ちょっと俺もびびっちまったな…。先輩、大じょ…っ!?」
「うっ、ふぇっ、ルークっ…!」
「せ、先輩!?大丈夫っすか?」
「怖かった…っ」
「あー…ひとまず、あそこのベンチに座りましょう」
「うん…」
ということで、先輩を落ち着かせるために一旦ベンチに座ることにした
まだ先輩は腕にしがみついているので、周りはカップルかと思っているのかチラチラと俺達の方を見ている
「先輩、はい、水っす」
「うん…ゴクッ」
「落ち着きました?」
「おう…」
どうやら少しでも落ち着いたようで、少し目は赤いもののしがみついていた手を離した
それから、しばらくの間、俺は先輩が落ち着くまで先輩と話していた
「もう大丈夫だ。すまんな、ずっと泣いてて…」
「いいんすよ。あんなに怖がるとは思ってなかったとはいえ、結構怖いところに行きましたもんね」
「そうか。つぎ、何乗る?」
「なんでも。もう乗るとしたら並ぶ時間も考えて、一つしかしか乗れませんよ、時間的に。晩御飯もありますし。来るのも遅かったですしね」
「うーん…じゃあさ…観覧車。あれはどうだ?」
「いいっすね。ロマンがわかってきましたね〜」
「どうだ!…って、早く行かないと乗れねぇな。行こうぜー」
「はいっ」
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