沖 田 と 土 方 【沖田総悟】

ごめんなさい ページ12

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総 『……バカA。』

『急になによ、』

総 『何でもないでさァ』



そう言って居なくなる総悟。

ほんとにトコトン分かんない奴。


あ。

お兄ちゃん！


総悟から解放されたから、

丸焦げになってる

お兄ちゃんのとこに向かう。


だけど、

道場にはもう…

誰も居なかった。


黒い灰が落ちた道場を綺麗にしなきゃ、


バケツに水を入れ、

雑巾も用意をする。



『総悟の奴…派手にしすぎ…』



なかなか取れない汚れに、

悪戦苦闘していると、



『Aちゃん？ちょっといい？』

『あ！何ですか？』



同じ女中さんが話しかけてくれた。



『明後日のことなんだけど…昼食係をお願いしてもいい？』

『明後日……？』



明後日……？

“明後日だけ俺らはカップルだ”


ぎ、ぎ、銀さんとカップルになる日だ…



『あっ…その……えっと〜…』

『用事があるならいいのよ！！他の人に聞いてみる！』



あぁ…

すっかり忘れてた、

明後日のこと。



早く掃除を終わらせて、

色々準備しなきゃ…！



…ていうか、、

彼女

って、どんな服着るの…？



着物でいいのかな、？

でも、可愛い着物じゃなきゃダメかな…

お通ちゃんが着るような…？



む、無理だ。



お通ちゃんの着てる着物なんか絶対に似合わない！！

それ以前に持ってないし！！



『……お妙ちゃんに聞きに行こ、』



さっさと終わらせ、

お妙ちゃんの家まで行く。



“あら、いらっしゃい”



ニッコリ笑顔で迎えてくれるお妙ちゃん

……に、

薄っすらと怒りマークが見える。



妙 『今日のゴリラ回収人はAちゃんなのね？』

『…え？ゴリラ回収……？』

妙 『そ。あそこ見てごらん？』



お妙ちゃんの指す方を見れば…

泡を吹いて倒れてる近藤さん…



妙 『さっさと連れて帰ってくれる？』

『ちょっと！お妙ちゃん！』

妙 『なぁに？』



『近藤さんが目覚める少しの間…』

『相談に乗って下さい、』



……ごめんなさい、近藤さん。




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