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突然やってきたお嬢さんを送り、


ブラブラかぶき町に戻っている途中、



見廻り中の真選組と会った。






別に話すことはねェのに、


_ 待て、


と呼び止められた。






「…お前んとこにいるんだろ?」

「あの馬鹿は。」



「いるけど、どうかしたか?」






副流煙を撒き散らすこいつの目は、


いつもより瞳孔開いて、



怒っているような目をしていた。






「…あいつに余計なことすんなよ」

「あいつはまだまだ餓鬼だから、」





素直に


“ 心配だ ”


そう言うことは出来ねーのかよ。





はいはい、理解。


こじらせ2人っつー訳だな。





ていうかこの感じ!


全然了承得て来てないよね!


Aちゃん!!






「Aちゃんが餓鬼だ?」

「もういい大人の女じゃねェか」





からかったように大串くんに言ってみる。



すると、


一瞬にして目の色が変わった。






「…手ェ出したら許さねェぞ」




「じゃあ聞くけどよ」

「大串くんは、Aちゃんの何なんだよ」






分かりきったようなことを


あえてポリ公に聞く。






「…俺ァ、あいつの保護者だ」

「あいつ保護者、ただそんだけだ、」






そうやって、


俺に言ってるんじゃなくて、


自分自身に聞かせてんじゃねェか。






「保護者ならもっとしっかりしろよ」


「キャバクラで仕事だ?」

「万事屋に泊まらすだ?」


「保護者失格じゃねェの?」






目の前のポリ公は、


ふぅっと白い煙を吐き。






_ んなこたァ分かってんだよ。




そうはっきり呟いた。







何なんだよ、お前。


娘に嫌われるのが怖いお父さんか。




いや、違ェな。




好きな人に嫌われるのが怖い奴だな。







「いいこと教えてやるよ」

「…ろくでもなさそうだな」


「聞いてから判断してくれないかな、」






しょーがないから教えてやるよ。


この優しい銀さんが。






「25:00にスナックすまいる前」

「迎えに来て欲しい、だとよ。」







.

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結音(プロフ) - 早く続きみたいです! (2020年8月31日 22時) (レス) id: 7ba217637d (このIDを非表示/違反報告)
愛望(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!!続き気になります!頑張ってください! (2020年8月16日 22時) (レス) id: 30b22dab9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あー | 作成日時:2020年8月4日 22時

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