白い夢 9 ページ10
Aside
2人が部屋に籠ってから少しした後
スマホが鳴る
『ひッ…』
スマホに書かれた父親の文字
『や…やめ、て、』
怖くてスマホを投げてしまう
何度も何度もかけ直してくる
『はッ…ひ、』
心臓が痛いくらい鳴ってる
「どうした??」
急に肩に触れられ びっくりしてしまう
『ご、ごめんなさ、』
この声は彼方さんだ、
投げたスマホを拾って 真冬さんに渡す
『あ……』
「……話してきます」
大丈夫かな、怖い、帰るのなんて嫌だ、
「大丈夫だよ」
隣に座ってくれた
『ひっ…ぅ"…ぐずっ…』
「父親、怖いの?」
いきなり話しかけてきた
『こ、怖い、と思います…』
ティッシュを渡され鼻をかむ
「母親は?」
『………嫌いです』
外ばっかり、良い母親フリして
父親が居なかったら、少しのお金だけ置いてどこかに行く
「……学校とかは?」
すごい質問攻め
『行けてないです、今年受験ですけど』
「あ、3年生?…新中学生かと…」
『え、せ、背はそこそこ高い方ですよ…』
確かに、周りからは少し小さいけど……
なんて話していたら
ガチャ
「…あ、まふ」
「あれ、なんでそんな部屋の隅っこに…」
『真冬さ…』
「どうだった?」
「……まぁまぁ、Aくんは家に居れるから、大丈夫かな」
一瞬悲しそうな顔してた?…
「それよりお腹空きました!!」
「はいはい、パスタでもいい?」
「はい!」
『…あ、手伝います』
考えない方がいいのかな
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まふまふside
【何でもなら、少し聞いて欲しい話があるんだが】
「な、なんですか…」
【あいつは元々臓器を売る予定だったんだ、金がねぇからな】
「………」
【そこでだ、俺は300万が欲しいんだ、○月△日までに用意しろ】
「2ヶ月ですか」
【もし、それまでに用意出来なければ、Aを無理やり取り返して、臓器を売る】
「…………わ…分かりました、もし、300万、振り込んだらもう金輪際関わらないでくださいよ」
【それは出来てからの話だ】
「……」
プーッ プーッ
「…300万…」
300万以上の価値があるような子なのに
でも、300万で手に入る
金で買うなんて複雑だけどな
部屋から出ると隅っこでティッシュ箱を抱えてる
Aくんと
気まずそうな顔をしているそらるさん
いつもの笑顔で隠さなきゃ__
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うめむすび(プロフ) - たむぽぽさん» コメントありがとうございます!! とても嬉しいです(;;) (2020年10月6日 14時) (レス) id: edc5d95497 (このIDを非表示/違反報告)
たむぽぽ - お身体お大事にして下さいね!この作品大好きです!楽しくできるペースで投稿してもらえると嬉しいです(*^^*) (2020年10月5日 23時) (レス) id: 159b084b08 (このIDを非表示/違反報告)
うめむすび(プロフ) - 柴イヌさん» ありがとうございます!!。自分の知らない学校に行くと、好みの先生が多くて楽しくなりますよね(?)w (2020年9月1日 13時) (レス) id: edc5d95497 (このIDを非表示/違反報告)
柴イヌ - お疲れ様です!更新ありがとうございます。それは、入れて良かったですね!自分もドストライクの先生?がいたんですがマスクマジックでなんとも言えない気持ちになりましたね笑 (2020年8月31日 20時) (レス) id: 525b615957 (このIDを非表示/違反報告)
うめむすび(プロフ) - 名無し15534号さん» ウウッ(´;ω;`) ありがとうございます!!頑張ります! (2020年8月25日 18時) (レス) id: edc5d95497 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うめむすび | 作成日時:2020年8月13日 19時