好きなんです気づいてください【氷鷹北斗】

第10話 ページ12

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「これ…！このドレスがいいです！」







私が手に取ったドレスは

地べたにはつかない長さだけれど、

綺麗で青色のキラキラしたまるで本物のシンデレラが着そうなドレス。








【小さいころこんなドレスに着てみたい】


という憧れに、今こんな大きくなってから叶うなんて思いもよらなかった。






今になってはとても恥ずかしい。
しかも氷鷹くんの前で。



でもそうなっちゃったからしょうがないよね…









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氷鷹くんのところへ行くと
氷鷹くんは王子様の服でソファに座っていた。




とても王子様だった。
びっくりした。

こんな後ろ姿だけでもドキッとするものなのだろうか。






すると氷鷹くんは振り返りこちらを向くがなんにも言わない。
やっぱ…似合わなかったかな…



そう思うとすこし残念に思えた。





練習にうつろうとすると、





日々樹「はい☆とても似合ってますよ☆
あっAさん実はこのドレスですね…」

日々樹先輩が私へボソリとこう告げる。



日々樹「北斗くんがAさんに似合うドレスはこれだなと言っていたドレスなのですよ…♪ふふふっ…お二人共気が合うんですねぇ☆」



「えっ/////？！」

私は思わずびっくりして照れてしまった。

氷鷹くんがむ？という顔をこちらに向けたので

頭の中をグルグルさせながら練習へうつった。

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