プロローグ ページ1
夜風が身に染みる。
……私はまだ順当な時の流れの中にいる。
この後何年生きることになるのかは想像もできない。
100年?200年?
そんなもので済むのだろうか?
1000年、2000年……あるいはそれ以上。
失笑が漏れる。
「ああ、嫌だ……嫌だよ…………現れるのかもわからない人を待つなんて」
太宰は頭を振って項垂れる。
……なにより、君じゃない。
私を殺すのは君であってほしかったのに。
懐から拳銃を取りだし、こめかみに当て躊躇いもなく撃ち抜く。
_______死んだ。
10秒ほどだけ。
すぐに傷は何事もなかったかのようにもとに戻り、私は呼吸をしている。
辺りに散らばった血だけが虚しく残る。
「……はは、なんだこれ…………」
【私は化け物、不老不死の化け物なの】
昔、彼女が言っていた。
私はそんなことない。と言ったが……いざ身に宿してみると、こんな力は化け物じみている。
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アルト@(プロフ) - 緩奈さん» コメントありがとうございます!頑張ります! (2017年2月8日 17時) (レス) id: 3bd084aa64 (このIDを非表示/違反報告)
緩奈 - 凄く面白いです!続き楽しみに待ってます。 (2017年2月8日 17時) (レス) id: 9261dd0ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルト@ポケモンlove | 作成日時:2017年2月6日 18時