【芥川龍之介】語彙力のない私が文豪世界へトリップした【文スト】

４５話 ページ47

私たちは狭い空気の通り道みたいなところを通って行くことにした。

「A、先に行け」

「あ、はい」

そうよね。後からなにかきたら私と谷崎さんは先に逃げないと邪魔よね。

「ちょ、ちょっと……！なんて呼べば……えっと芥川、、、さん？」

さすがに本人に向かって芥川なんて呼び捨てはできないようでさん付けをする。


「先頭にするのはよくないよ！出会い頭になにかあったら危ないし」

「それはないから安心しろ」

言い切ったね！？

清々しいよ、全く。

「ううーーー……でも」

「いいから先に行け。やつがr」

「芥川さん察してください！スカート履いた女の子がこんな四つん這いじゃないと進めないような場所で先頭にしたら可哀想でしょう！？」

おっふ……
谷崎さんの反対理由それ？
モテる男子だわ……

「？、どういう……あ」

やっと気づいたご様子。

「……僕が先頭になる。Aは一番後ろからついてこい」

「は、はい」

「……気づかなくて、すまないな」

「ううん！私も気付いてなかったし！」

もうね、スカートとか気にして生きてないからね。

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