【芥川龍之介】語彙力のない私が文豪世界へトリップした【文スト】

４３話 ページ45

「つーか、なんでこいつと俺はわかれるんだ？」

「あ、そうだよね」

最初っからわけられたよな。

「どっちかのチームに飛行船から落ちても助けられる人が居なきゃダメでしょ？」

「なるほど」

そこまで考えてなかった。

さすが乱歩さん。


「……人虎、っつーのも呼びにくいな。敦でいいか？」

「あ、はい！えーと」

「中也でいい」

「よろしくお願いします、中也さん」

なにこれ和む……
敦くんのが背高い……

どんな中也さんもかっこいいよ！


「あ、えっと……谷崎潤一郎……です」

「……僕はポートマフィアのいn「ワン！」…………そっちの犬じゃない」

ムスッとして芥川さんが見つめて(睨んで)くる。

でもね、やっちゃうもん仕方ない。

「気を取り直して…………自己紹介などするまでもないが、芥川龍之介だ」

「はいはーい！私は藤原Aです！」

「よろしくね」

自己紹介タイムも終わり、いよいよ空へ。


「おい、A。蹴ってくれ」

「中也なにいってるんだい？ついにそういう……」

「ちっげーーーーよ！！！ついにってなんだついにってクソ太宰！！こいつは！その靴で触れたものしか異能力が発動しねぇんだよ！！！靴ならもう蹴るしかねぇだろ！」

「いや、普通に爪先をこうやって……ちょんって触れればいいだけでしょ……」

軽く靴の先同士を合わせる。

確かにこれだけで異能力はその人にも使える。


「ふん、俺もそう言おうと思ったとこだし」

強がってるとこも可愛い。

「中也と同じことを考えるなんて私ももうダメかな」

「……どーいういみだよ！！」

よくこれでコンビ組んでたなこのひとたち。

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