32話 ページ34
私の任務はギルドのこれからの行動を探ること。
昔読んだ漫画の隠密のように動き回る。
_______だが、非情なもので、失敗してしまった。
私はギルドの雇った人たちに追いかけられた。
息を切らして廊下を走り抜け、隠れる。
どうしよう。
どうしよう。
やっぱり私には無理だったんだ。
皆みたいに出来たりしない。
私の異能力じゃこんなピンチ切り抜けられないよ。
中也さんみたいに操れるのが重力だったらよかったのに。
このまま死んじゃうの……?
昔、もう死んでもいいと思った。
けど、今は違う。
生きたいと、思う。
死ぬのが怖い。捕まりたくない。
そんなとき、ふと、森さんの声が無線から響いた。
「……最適解が必要だね」
最適解……?
「Aちゃんは声を出さなくていい。静かに聞いていなさい。君の異能力は何のためにあるんだい?今近くに窓がなくて飛び降りれないかい?もしそうだとしても、できることは残されているさ」
それを、知りたいんじゃない
「君の力を“余すことなく使いなさい”、アドバイスはこれだけだ。それじゃあ、健闘を祈るよ」
そこで無線は切れた。
戦えない異能力でなにができるっていうの?
私に残されたできること?
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アルト@(プロフ) - 小春さん» ありがとうございます!また時間を見つけてイラスト載せます!作品大好きです☆頑張ります! (2016年12月1日 6時) (レス) id: 3bd084aa64 (このIDを非表示/違反報告)
小春(プロフ) - イラスト沢山あってすごいです!お話も面白いですし。作品への愛を感じました! (2016年12月1日 2時) (レス) id: ced7647d0d (このIDを非表示/違反報告)
アルト@(プロフ) - 恵美さん» ありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです!!頑張ります! (2016年11月23日 20時) (レス) id: 3bd084aa64 (このIDを非表示/違反報告)
恵美 - とても面白かったです!イラストとても上手ですね!更新頑張ってください! (2016年11月23日 20時) (レス) id: 60acc756ea (このIDを非表示/違反報告)
アルト@(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!とても嬉しいです!!頑張ります!! (2016年11月22日 19時) (レス) id: 3bd084aa64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルト@ポケモンlove | 作成日時:2016年11月8日 9時