27話 ページ29
「まっ、マフィア側って言っても別に構成員とか幹部とかそういうのじゃなくて、えっとなんていうか、なんか、えーと……」
語彙力先輩、今だけでいいです。
助けてください。
「……まだ、入ってない、ということか?」
「……?、そ、そんな感じ……です?」
え、もうわけわからないよ。
「だから、あの、私、探偵社を攻撃しようとか陥れようとか……なんかそういう悪いことは一切しないのでお願いですこのまま帰してください」
最後のほうは一息で言い切る。
「これは助言だ。帰らない方がいい」
「な、なぜ?」
「マフィアに戻って良いことなんてないだろう」
そうかな……。
確かにマフィアは正義ではないけれど……
完全な悪、とも言えないでしょう?
「……でも、そこが私の居場所なので」
ペコリと一礼して、“窓から”退出した。
「!?おい!太宰でもそこからの飛び降りは……!」
慌てて国木田さんが窓から乗り出す。
「あ、気にしないでください!私、落ちないので」
階段を降りるかのような足取りで浮力を操り空気を踏みつける。
「よっと……」
そして二人に改めて頭を下げる。
「お世話になりました!また服を返しに行きますね!」
119人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アルト@(プロフ) - 小春さん» ありがとうございます!また時間を見つけてイラスト載せます!作品大好きです☆頑張ります! (2016年12月1日 6時) (レス) id: 3bd084aa64 (このIDを非表示/違反報告)
小春(プロフ) - イラスト沢山あってすごいです!お話も面白いですし。作品への愛を感じました! (2016年12月1日 2時) (レス) id: ced7647d0d (このIDを非表示/違反報告)
アルト@(プロフ) - 恵美さん» ありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです!!頑張ります! (2016年11月23日 20時) (レス) id: 3bd084aa64 (このIDを非表示/違反報告)
恵美 - とても面白かったです!イラストとても上手ですね!更新頑張ってください! (2016年11月23日 20時) (レス) id: 60acc756ea (このIDを非表示/違反報告)
アルト@(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!とても嬉しいです!!頑張ります!! (2016年11月22日 19時) (レス) id: 3bd084aa64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アルト@ポケモンlove | 作成日時:2016年11月8日 9時