20話 ページ22
上を見上げればもう、頂上は見えていた。
あと少し。
上がった息を整えながら上りきる。
そして、下を見る。
「っ!芥川さん!!!」
火の海より、少し上。
いつ飲み込まれるかも解らない場所で芥川さんは戦っていた。
「早く!芥川さんも上がって!!」
届きもしないその声は炎に吸収される。
ミシリ、と嫌な音を立てて、芥川さんの立っている場所は陥落した。
「芥川さん!!!」
「っち、」
咄嗟に黒獣を伸ばして、損壊の少ない場所まで上がってきた。
が、その瞬間、ギルドの攻撃により、高見台は
“へし折れた”
一番近い所にいた芥川さんは海へまっ逆さまに落ちていく。
ここだって、すぐに水に沈むだろう。
意を決して、私は海へ向かって飛び降りた。
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アルト@(プロフ) - 小春さん» ありがとうございます!また時間を見つけてイラスト載せます!作品大好きです☆頑張ります! (2016年12月1日 6時) (レス) id: 3bd084aa64 (このIDを非表示/違反報告)
小春(プロフ) - イラスト沢山あってすごいです!お話も面白いですし。作品への愛を感じました! (2016年12月1日 2時) (レス) id: ced7647d0d (このIDを非表示/違反報告)
アルト@(プロフ) - 恵美さん» ありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです!!頑張ります! (2016年11月23日 20時) (レス) id: 3bd084aa64 (このIDを非表示/違反報告)
恵美 - とても面白かったです!イラストとても上手ですね!更新頑張ってください! (2016年11月23日 20時) (レス) id: 60acc756ea (このIDを非表示/違反報告)
アルト@(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!とても嬉しいです!!頑張ります!! (2016年11月22日 19時) (レス) id: 3bd084aa64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルト@ポケモンlove | 作成日時:2016年11月8日 9時