【芥川龍之介】語彙力のない私が文豪世界へトリップした【文スト】

１話 ページ3

おい、どうする？


ねぇ、ほんとどうするの？


やばい、やばいんだって。

何がやばいって？


いろいろそんな感じでなんかやばいんだよ！！(やけくそ)


半ば自棄になりながら歩き出せばみんな大好き黒外套の君にぶつかる。

「……前を見て歩け」

「やだもうなにこの展開、やばすぎかよ」

なんでマフィアが表通り歩いてるの！！！
いや別にいいんだけど！！！

いいんだけどさぁ……


「もー！！保護しろよ！私を！！！」

どうせ出会ったなら衣食住を提供してくれないとあれだよ。

あれ……そう、駄々こねるぞ。

「なぜ僕がぶつかってきた少女を保護せねばならんのだ」

ごもっともですよ。

私だってそう思う。

「なんで！」

でも、こっちだってこのまま捨てられてらまた主要キャラクター(メタい)探しにいかなきゃいけなくて、めんどくさいだろ！！？


「……なんで？僕が聞きたいのだが」

デッスヨネー。

わかるわかるよ。
その気持ち。わかるだけだけどね。

「保護してくれなきゃ森さんに言い付けてやる！！！羅生門のお兄さんが私のこと見捨てたっ」

「っ保護すればいいのだろう！」

森さんパワーすげぇ。

とりあえず樋口ちゃんに会いたい。全力で。

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