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♡♡♡
｢みんなおはよう！｣
元気よく挨拶して家の中に入ってきたのは多分アーサーさん。優しそう。
アーサーさんがモリーおばさんの頬にキスして誕生日席に座ると私と目が合った。
｢おや君は？｣
『あ、るあです！お邪魔してます！！』
｢君がるあか…よく来てくれた。会えて嬉しいよ｣
もうなにこの家族。眩しすぎる。
なんか会ったときから好きですって感じ。
てか顔面偏差値えぐ高いね？遺伝子最高じゃん。
朝食を済ませて部屋に戻ろうと歩いていると突然体が宙に浮いた。
｢まさか姫が会いに来てくれるなんてな｣
｢しばらくはずっと一緒だな｣
どうやらフレジョに抱っこされてるらしい。天井が頭にぶつかりそう。
『えっ重いからおろして！！』
｢全然余裕さ！｣
私達のやり取りをハリー達は笑いながらみている。いや見てないで助けろよ。
やっと下ろしてもらえると次はジニーが駆け寄ってきて抱きつかれた。
｢るあが来てくれてほんとに嬉しい｣
『いや〜もう待てなくて来ちゃったよ〜』
我慢は苦手なタイプなんでね。決まったらすぐ行動したい派です。
だから張り切っちゃって余計なものいっぱい持ってきちゃった。爆買いもしちゃったし。
｢あ、るあ、クィディッチ・ワールドカップって知ってる？！｣
突然ロンが興奮気味に聞いてきた。
急だな。えクィディッチにワールドカップとかあるんだ。まずそこからなんだけど。
ワールドカップなんてサッカーしか知らないんだけど。やばいハーマイオニーとハリーが知ってたらさすがに気まずい。
『ハーマイオニーとハリーは知ってる？』
私がそう聞くと2人は首を横に振った。
よかった〜。これで知ってたら私もう帰国しようかとおもった。
でもハーマイオニーは本で読んでそう。ハリーもクィディッチ好きだし。じゃあ知ってんじゃん。なんだよ。
『じゃあ私も知らないや』
｢だと思った。クィディッチ・ワールドカップを知らないなんて人生損してると同じだぞ！｣
いや思ってたんだ。てかロンってそんなキャラだったっけ？好きなことには熱血なのね。
クィディッチ・ワールドカップなんて知らないし、まずサッカーのワールドカップも興味なかったな〜。
｢はぁ…今度そのワールドカップが開催されるんだけど、ロンのお父さんが切符を手に入れることが出来たの。だから私とハリーが招待されてロンの家に泊まりに来たのよ｣
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作者名：ちるあ | 作成日時：2022年12月28日 0時
