ドラコの限界オタクちゃん~3~【ハリーポッター】 (ページ2)

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まってまって私いるんですけど。置いていかないでもらってもいいですか。

どうやらみんなが外にでるらしい。もーまじガキ。

慌てて口の中に残ってるものを飲み物で流して青リンゴをとってみんなを追いかけた。

一応私怪我人ね。見てお分かりでしょうけど。

外にでると晴れなのか曇りなのかよくわからない天気で、やっぱ私イギリスにいるんだな～と改めて実感する。

ん？まってなんか視界の端に緑色のローブが写ってるんだけど。髪プラチナブロンドだし。

やばいどうしよう。よしわかった存在感なくそ。私は空気です。

そう影を薄くしているとハリーが高速で空高くに飛んでいき、みんなは大喜びしていた。

某北の国がミサイル飛ばしたんじゃないんだからその反応やめてくれ。

青リンゴをかじりながら小さいハリーをなぜか保護者視点でみていると、横から視線を感じた。

無意識に視線の感じるほうに顔を向けるとドラコがこっちをガン見していた。

あ、やっちゃった。目合ったわ。

私がすぐ逸らすと足音が近付いてきて私の目の前で止まった。

｢おい、その足どうしたんだ。それに顔の傷も｣

なんか私の心配をしてるらしい。でも生憎私はドラコと目を合わせられない。だから下を向いて会話をする。

『あー、大丈夫！ちょっと転んだだけ』

それが気に食わなかったのかドラコは私の頬を片手で持ち上げ、無理やり自分と目を合わせるようにした。

＿＿＿｢それは恋ね｣

ハーマイオニーに言われた言葉が頭に響く。

その瞬間私の顔はきっと赤くなっただろう。ドラコの目が少し見開いていた。

そのまま時が止まったのかと思ったら、思いっきり頬を潰されて口が飛び出してしまった。

｢ふっ、酷い顔だな｣

きっらきらの笑顔でそういうとクラッブ達と一緒に城に戻っていった。

なにあれ。なんか、なんかすごく＿＿＿

『好き』

はっとして慌てて口を両手で抑えて今のを誰かに聞こえてなかったか周りを見渡した。

幸いみんなハリーに釘付けでだれも気付いてなかった。よかった、私の人生の8割が潰されるところだった。

さっきドラコに掴まれたところだけまだ熱を持っていて、なんか変な感じだった。

もうやめよ。このままじゃキャパオーバー。

気を紛らわそうと頬を叩いてまだ空中にいるハリーをみながら片手に残っている青リンゴを食べた。

私があの箒に乗ったら振り落とされそうだな。