ドラコの限界オタクちゃん~3~【ハリーポッター】 (ページ9)

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なんかもう足の力が入んない。こんな感覚初めてかも。ほんと最悪。

なんとか足を動かして墓場に着いて雅のお墓の前にしゃがんだ。

『雅、今年もきたよ』

花束を飾りながら話しかける。

『あのね、さっきあいつらに会ったんだ。私達にしたことなんか全部忘れて、のうのうと生きてた。それでさ、私とあいつらが仲良しだったんだって。笑っちゃうよね』

なんで雅を追い詰めた奴らと仲良くしなきゃいけないんだよって感じ。

……って違う違う！私が話したかったのは好きな人ができたことだよ！

『話変わるけど私好きな人できたんだ！！ドラコなんだけど、いつも話してるでしょ？なんかね、いつの間にか好きになってたんだよね～』

いつから好きになってたんだろうね。もしかしたら会ったときからかも。なんつって。

ドラコの愛とルーピン先生事件のことを何時間も話して、もう雅は飽きてるかもしれない。

雨だからちょっと寒くなってきたし、そろそろ帰ろ。ベッドに潜りたい。

『もう帰るね、絶対またいくから！』

返事が返ってこないのはすごく寂しかったけど、私の話で笑ってるといいな。

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今日はサプライズ当日。

ホテルからでて腕に乗っているもかに手紙を渡してロンの家まで届けるようにいう。

ちなみに今夜中ね。ロンの家くそほど遠いから。

てかロン達森の中に住んでるとかいってたけどもうがち魔女じゃん。ディズニーとか童話じゃん。

ロンの家どんな感じなんだろ。ロンには期待しないでっていわれたけど。

色んな妄想を膨らませながら歩いてると、いつの間にかロンの家らしきところに着いた。もう朝だ。

わお、これがロンの家？これ地震とかで崩れないの？あ、ここイギリスか。

玄関のドアらしきところに近付いてノックをした。

これ防犯的にも大丈夫？すっごい家の中みえるけど。てか誰もいなくね。

すると奥の方から優しそうな赤毛の女の人がこっちに向かってきて、私を見ると驚いた顔をしていた。

｢まあ～！貴方がるあちゃん？写真で見るよりもっと可愛いのね！｣

女神だ。ものすっごい眩しい。

『は、はいるあです！こんな朝早くに押しかけてすみません…』

頭を下げると女の人は全然気にしてないと許してくれて、寧ろ嬉しいといってきた。

なんだこの人は。めっちゃくちゃ優しい。

もしかしてこの人がモリーさん！？見た目からして愛情深そうだもん。これ失礼？

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