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♡♡♡
｢ロン！起きてロン！｣
｢んー、あと5分…｣
起きる気配が全く無く、寝返りを打ちながら布団の中に潜ってしまった。
困惑したハリーはハーマイオニーならすぐに起きてくれるだろうと期待して部屋に向かった。
ノックをするが返事は無し。仕方なく扉を開けてまだ寝ているハーマイオニーを起こした。
｢ハーマイオニー、起きて！｣
｢ん……ハリー…？どうしたの？｣
｢これ見て｣
まだ少し眠そうなハーマイオニーに手紙を渡し、読み終わった頃には目を大きく開いて驚いた顔をしていた。
｢信じられない…これいつ受け取った？｣
｢さっき｣
｢じゃあきっともうすぐね…みんなに伝えないと！｣
｢ロンが起きない｣
｢はぁ……｣
すぐにロンがいる部屋に移動し、ハーマイオニーと一緒に叩き起した。
毛布を引き剥がし大きな声で名前を呼ぶと驚いたのか飛び上がって起きた。ハーマイオニーの顔を見ると恥ずかしそうに毛布で体を隠した。
｢るあがもしかしたらここに来るかもしれないの｣
｢るあが！？でも帰国したんじゃ…｣
｢もう戻って来たのかも。もかがいるし｣
｢じゃあママに言わないと。きっと大喜びさ｣
立ち上がってモリーの所へ行こうと部屋から出ると、下から誰かが会話している声が聞こえた。
所々聞こえてくる言葉には彼女の名前があった。そして、モリーの嬉しそうな声と彼女の申し訳なさそうな声。それをしっかり聞いたロンに続きハリーとハーマイオニーが柵から顔を出した。
自分達の寝癖を忘れる程、彼女がここに来るのが衝撃的で何より嬉しかった。
会話に区切りがついて部屋の中をじっくりみると、すごく異世界にきた感じだった。
やばい勝手にフライパン洗われてる(？)
それに勝手に編み物してる。まってなにこの時計。みんなの顔写真が動いてるし居場所とか書いてある。うわーある意味GPS。
やばい興奮しすぎて走り出しそう。なにこのthe・魔法空間。最高。
私はハーマイオニーと一緒の部屋らしく、案内されながら雑談をしていた。
部屋に入ると窓にはもかが大人しく待っていた。
ベッドの近くに荷物を置いて、もかの好きなおやつを取り出して口に運んだ。
かわいいです。とっても。
もかのふわふわの羽毛と頭を撫でたり、指を噛まれたりとじゃれていた。
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作者名：ちるあ | 作成日時：2022年12月28日 0時
