悪役に執着してどうするお前ら【ブルーロック】

青薔薇は考える ページ44

カイザーside



おかしい。


Aが俺だけを露骨に避けている。






カ「A、この前のデートの埋め合わせ……」


『氷織くん、移動だから行こ！！

ごめんカイザー』



カ「お、おい……」




教室に会いに行けば、Aはどうにかして逃げようとする。






「おい、何故俺を避ける」



もう逃がさない。


そんなに逃げるなら、強引だが捕まえてやる






パシッ


Aに触れようとしたその瞬間、、


思い切り手を叩かれた。


完全に俺を拒絶した。







『……触らないで、


もう、あんまり話しかけないでほしいの』




はっきりと、口にされると流石に堪える。





俺にはどうしても、


無意味にAがこんなことするとは思えなかった




カ「っ、なら正当な理由を教えろ。


俺が悪いのか、俺が何をした？」



『……私の問題だから、、もういいじゃん私に構わくても。



花音ちゃんのところ行って、？』





花音……って誰だ。



あぁ、春合宿にいたやつか




他の女の所へ行け とは全く意味がわからないぞA






カ「……生憎、俺は一途だぞ？


他の女の所へ行けと言われて素直に行くと思うか？」





『でも、私とカイザーは近づいちゃダメなの、！』





カ「さては、俺に近づくなとでも言われたか？




誰だそんな戯言言ってAを苦しめてる奴は」




『言えるわけないじゃん』




俺の勘は当たったようだ。


誰だ陰気臭いことやってるクソ野郎は





カ「言われたことは否定しなかったな？


ったく、馬鹿な女もいるんだな。俺がしっかり言っといてやるから安心しろ」





『……ごめんね、無視して』



カ「気にするな、理由が分かって俺も良かったぞ」









Aが俺を避ければ、俺がAから離れるとでも思ったのか？




残念ながら、俺は好きな子には……クソ一途なんだ。







さてと、クソ野郎を探しに行くか




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