【すとぷり】病んでいても好きなんですっ!【短編集】

プレゼントはなんですか?(遅いって?知らんな ページ8

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▼莉犬

｢すみません...プレゼントじゃないんですけど...｣

持ってきた袋から出したのは、何かが入っている箱で。じゃじゃーん!と言いながら、ホールケーキを出して、

｢先輩、ケーキ好きでしたよね!一緒に食べましょ!」

と言いながらケーキを切っていきます。あなたと食べることがとても幸せと言うのは、彼の表情が表しています。



▼ころん

｢クリスマスプレゼントぉ?そんなもん要してないよ、｣

なんと、プレゼントを用意してないとのこと。少し怒ってしまったあなたは、彼に向かって暴言を言おうとしようとしました。でも、彼に殴られてしまうんじゃないかと、口をつぐみます。

｢...用意はしてないけど、今日は...抑えるようにするから。｣

だから楽しも、とどこか悲しそうな顔をしながら、抱きしめてくれました。



▼るぅと

｢どうぞ!クマのぬいぐるみを用意しました!｣


貴方に似合う、黄色で服を着た可愛らしい人形。どこかあざとさが感じられます。るぅと君に少し似ているね、とあなたが言うと、

｢いつでもそばに僕がいれればいいのに...と思って、僕に似た人形を作ってみました｣

手作りで作ったらしいその人形を、あなたは大切に乗って帰ります。彼の策略にも気づかずに。

｢文字通り...てやつですね｣



▼さとみ

｢ん、こっちおいで｣

手を広げて、さとみくんの腕の中に招かれます。抱きしめられてから、特に何も無いなぁと思うあなたは、いきなりがぶりと噛みつかれます。

｢はい。プレゼント｣

満足気に噛むのを辞め、ぎゅっと。さっきよりも強い力で抱きしめられます。



▼ジェル

｢ちょっと待っといてな｣

貴方の頭を撫でてから、違う部屋えと何かを取りに行きます。何日前からか用意していたご様子。しばらく経ってから大きな袋を持ってきます。

｢ええ子にしてたAの願望を叶えたろうと思って、ジェルサンタ、頑張ってんで?｣

笑う彼の手にはあなたの家族の首がありました。恐怖で震えるあなたの体を、ぎゅうっと抱きしめて彼は...

｢A、家族に会いたいって言っとったよな｣



▼ななもり

｢ごめんね、花の方がいいかなって思ってさ。Aちゃんに似合う花買ってきたんだ｣

貴方の手を取り、リンドウの花を1つ渡します。1つ?と聞くと、

｢ほかはAに聞こうと思ってさ」

要らないもの貰うの嫌でしょ?と笑って何が欲しいと聞いてきます。あなたは、リンドウの花言葉。知っていますか?彼は軽く忠告をしようとしているのです。

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