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漢字を教えていて気がつくと千寿郎は眠たそうにしていた。


貴『今日はもう遅いから寝なさい。』



千「姉上…昔みたいに、また兄上と仲良くしてください」



貴『…無理ね。』



千寿郎の願いでもAには無理なお願いだった。



千「なぜですか、あんなに仲良かったのに…」



貴『…。私明日任務があるから。』



千「はい…。」




千寿郎は何も悪くないのに可哀想な事をして居るのはわかっている。


けれど捻くれ者の私には、杏寿郎と仲良くする事は無理な話だった。



素直になれない自分がかっこ悪いと分かっていた。



けど私は杏寿郎みたいな誰にでも優しい人間にはなれない。



私は、杏寿郎とは違う。





貴『おやすみ。』




千「おやすみなさい…」




襖が閉まるとAも灯りを消して眠った。











翌朝、朝食を作り終える頃には朝から鍛錬していた杏寿郎が帰ってきた。




杏「今日は少し早いな!」




父上はまだ寝ている為三人のご飯を並べる。




貴『私が任務だからね』




杏「そういえば昨日、竈門炭治郎という鬼を連れた少年が裁判になった!」




貴『ふーん』




興味無さそうに朝食を食べながら話を聞く。




杏「しかし少年は御館様の意向で頸は斬られていない!」




ご飯を食べながら話を聞いてみると鬼を連れた少年の話を聞くと、少年及び冨岡義勇と鱗滝左近次の頸をかけて保証しているだとか。




貴『ふーん。蝶屋敷にいるんだ。


これからそっちに任務に行くからついでに寄ってみる』




杏「Aも気になるのか!」




貴『別に。父上の薬を貰うついでだから。』

肆→←弍



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明朱(プロフ) - シャリファさん» 観賞用のみでしたら、可能です!転載などは不可です、ごめんなさい! (2022年10月15日 1時) (レス) id: 7877c5d22d (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - 初コメ失礼します!作品とても感動いたしました!絵めっちゃ上手ですね!見るだけなので保存してもよろしいでしょうか? (2022年10月14日 22時) (レス) @page42 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - まゆゆさん» ありがとうございます!笑笑楽しんでいただけてよかったです! (2021年7月30日 0時) (レス) id: 7877c5d22d (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 作者様に泣かされたぁぁぁぁぁ(泣)良い話過ぎる! (2021年6月19日 1時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 猫築かなめさん» そんなに言って貰えると本当に嬉しいです。作品作り、頑張ってください! (2020年8月21日 1時) (レス) id: 7877c5d22d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明朱 | 作成日時:2019年10月2日 20時

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