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「宇髄さん、こんにちは!」


「派手にまた来たのか!」


「はい、今日は雛鶴さんたちに用がありまして…」



雛鶴たちはどこかへ行ってしまった。待ってれば戻ってくると伝えれば、わかりました、と外に向かっていった。



「ま、待てA!」


「…?どうしました?」


「どうせ待つなら、派手に俺の話し相手になれ!」



Aと二人で話すこと、そんな無かったしな!
今は派手に聞きたいことばっかあるからなぁ。



「…何話します?」



そう言って俺の隣に腰を下ろした。たったそれだけの事なのに、目が離せなくなっていた。



「宇髄さん?」


「…そうだ!恋愛話でもするか?派手に胡蝶ともしてたようだしな!」



この話なら、Aの好きな奴について聞くことが出来るしな。
驚いているAに俺は質問をした。



「好きな奴いるか?」


「えっと…」



この質問に、なにか悩んでいるA。俺はそれを見ているしかなくて。
俺とAの間には沈黙が流れた。



「…いる」


「お?」


「います、好きな人」



Aは真っ直ぐ俺の目を見て言った。なにかから派手に吹っ切れた、なにか決意したような目で。



脳内で何度も繰り返されるAの言葉、サァっと吹いた風の音、そして…。



ドクンっと大きく派手な音を立てた俺の胸の音。



今はそれしか聞こえない。

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海の上の写真館 - わたあめさん» 占ツク辞めるんですね。あなたの作品が読めて良かったです、面白かったですよ!ありがとうございました (2020年5月6日 9時) (レス) id: 1e615b1673 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - 代々木さん» ありがとうございますぅぅ!!キャラ崩壊しててごめんなさいぃぃ!! (2020年3月30日 17時) (レス) id: 187863c681 (このIDを非表示/違反報告)
代々木 - ぎゃーーーーーーーぁぁぁぁぁぁぁあああくぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!続きが気になりますぞ! (2020年3月29日 12時) (レス) id: 281a4a5276 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - 588さん» ありがとうございますっ! (2020年3月14日 8時) (レス) id: 187863c681 (このIDを非表示/違反報告)
588 - 合格おめでとうございます! (2020年3月13日 23時) (レス) id: fda3082ed3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わたあめ | 作成日時:2020年3月10日 15時

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