涙の変わりに花を【高杉晋助】 (ページ19)

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【16枚目】ページ19

やっぱり賑やかなのはあまり好みじゃない

｢晋助！焼きそば！焼きそば食べよ！｣

｢焼きそばなんか家でも食えるだろ｣

｢お祭りで食べるからこそ美味しいんだよー｣

早く早くと俺の手を引っ張りながら屋台へ連行される

｢あっお妙ちゃん！｣

｢あら、Aちゃん高杉くんも｣

｢おお！A！気合入ってるアルナ！｣

｢え？何が？｣

何やらチャイナ娘とひそひそ話してるA

突然顔を真っ赤にしてAがチャイナ娘をバシバシ叩いてる光景に変わる

何してるんだか

｢まあまあ、2人共落ち着いてこの後8時から花火が上がるんですって一緒に見に行かない？｣

｢花火！？行く！！でもその前に銀ちゃん探さなきゃ...｣

｢あら、銀さん来てたの？｣

｢うん。会場着いてすぐにどっか行っちゃって...｣

あぁ、そういや居たなあの馬鹿

なんて思いながら辺りを見回すと何やら見覚えとある白いもじゃもじゃが

｢おい、A 銀時居たぞ｣

｢嘘！？どこ？｣

あそこだと指させば銀時に近付きタックルをするA

｢よ、よぉ...待たせたな...｣

顔を真っ青にしてこっちにやって来た銀時

多分さっきのタックルがみぞおちにでも入ったんだろう

先程からずっと腹を抱えてる

｢ Aちゃん...タックルなんていつ覚えたの...さっき食べた綿あめ全部出てきそう...｣

そんな銀時を放って A達は花火を見るため移動する

｢えっねぇちょっと無視？俺のこと無視なの！？｣