涙の変わりに花を【高杉晋助】

【13枚目】 ページ16

｢海だああ！！！！！｣









あれから終業式を迎え無事夏休みに突入した俺達は









夏定番の海に来ている









メンバーは 俺と銀時 、あとAがいつの間にやら作っていた友達数名









｢神楽ちゃん見て！！ワカメ！！ワカメがあるよ！！｣









｢はｯ Aはアホアルな ワカメなんか味噌汁に入れられるしか役目ないだロ そんな物さっさと捨てるヨロシ｣









｢でも神楽ちゃん酢昆布毎日食べてるじゃん｣









｢酢昆布とワカメは違うアル！！｣









｢一緒じゃん！！｣









｢違うアル！！｣









｢まあまあ、神楽ちゃんもAちゃんも落ち着いて...｣









｢お妙ちゃん！！ 神楽ちゃんに言ってあげてよ！！ワカメと酢昆布は同じだって！！｣









｢姉御！！Aに言ってやるヨロシ ワカメと酢昆布は違うってこと｣









バチバチ と2人の間には火花が散っている









｢ったく、ほんとあいつらバカだな そう思わない？低杉くぅん｣









なんてかき氷を食いながら言った銀時を海に沈めたところで









｢おい、A 海 入らないのか？｣









と、未だにバチバチ火花散らしていたAにそう言うと









あっ！ と忘れてたかのように









｢そうだよ、神楽ちゃんお妙ちゃん！！ こんな下らない事してる場合じゃないよ！！｣









｢おい、下らない事って何アルか あれだけ火花散らつかせてたくせに下らないって何アルか｣









｢ほら！！海！！早く入ろう！！｣









｢人の話聞けヨナ｣









キャホー！！と言いながら海に飛び込んでいくバカ2人









ほんとあいつら似てるわ

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