【11枚目】 ページ14
待ちに待ってないテスト当日
まあ、あの後みっちり頭に叩き込ませたので大丈夫だと思うが...
当の本人は...
「この問題の時はここにxを代入してそこから......」
と、呪文のように公式を唱えている
まあ、数学は公式を覚えないと始まらない
あとはA次第...か...
-数日後-
今日はいよいよこの間のテスト返却
このテストで赤点を取った奴は
夏休み補修に来なければならなくなったため
クラスのほとんどの顔が絶望に満ちている中
一際 人より違うオーラを纏っているやつがいた
「もう終わりだ...サヨナラ私の夏休み...サヨナラ私の青春...あぁ...鳥になりたい...」
....もう取り返しが付かないほど落ち込んでいる。
「じゃあ、この間のテスト返すぞー」
「...高杉ー」
俺の名前が呼ばれ答案用紙を受け取る
まあ、いつも通りの結果だ
これもそろばん塾のおかげ...←
問題はAだ
「...西谷ー、野田ー、秦野ー...」
Aは答案用紙を受け取りそのまま席へ戻り
答案用紙を開く
俺も銀時もずっとAを見ていた
すると...
Aの目が見開かれ 顔が俯く
駄目だったか...
そう銀時とアイコンタクトしたと同時に
ズダダダダッ とすごい勢いで走ってきたA
走ってきても未だ顔は俯いたままだ
「A、どうだった結果は」
おおかた予想はついているがあえて聞いてみる
すると...
「 晋助...見て...」
そう言うAの答案用紙を持っている手は震えていた
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高杉ひかり(プロフ) - 夢主告ったァァァ!!高杉ィィィ!!///// (2016年4月7日 13時) (レス) id: 4575035fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぃ | 作成日時:2016年3月15日 13時