涙の変わりに花を【高杉晋助】 (ページ11)

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【8枚目】ページ11

｢晋助...なんで数学って存在するんだろうね。誰がこんなの考えたんだろうね。こんなｘとかyとか将来使わんわ！！｣

と王道の文句を言いながら机をバンバン叩くバカ

｢おい、ちぃ静かにしろ。俺は今断崖絶壁の状況なんだ...｣

と、アイスが垂れるのを阻止しようとする銀時

｢銀時、勉強してたんじゃねェのかよ｣

｢うっせ。黙ってろチビ｣

｢チービ！！｣

｢Aちゃん？君も他人の事言えないからね？｣

｢銀ちゃんがチビって言った！！！！！言葉の暴力だ！！DVよ！！お母さんもうお父さんとはやっていけないわ... 離婚よ離婚！！｣

｢なんでそうなるんだよ！！｣

ギャーギャーと騒ぐ2人のバカ

｢おい、バカ2人静かにしろ。勉強教えてやんねェぞ｣

そう言うと渋々机に向かう2人。

何故こうなったかというと...時は数日前に遡る。

-ある日のHRにて-

｢えー、最後に本日からテスト期間に入る。くれぐれも気を抜かないようにな。解散｣

"テスト期間" その言葉を聞いただけで教室のほとんどの顔がどんよりとする。

その中でも今にも口から魂が抜け出しそうなやつが1人...。

Aだ。