疑問符 ページ16
「徳田…A…って、なにいいいいいい！」
「ええ！じゃあその子って若しや…」
驚いた顔をした二人とは正反対に、太宰さんはずっとニコニコしている
「うん、近頃話題になっている"街潰し"の張本人だよ。ね、Aちゃん」
突然話を振られ、ビクッと背筋を伸ばした
「は、はい。あの時は異能が暴走してあんなことになってしまって…」
過去がフラッシュバックしたせいで思わず目を伏せた
思い出したくない忌まわしい出来事
忘れられるものなら忘れてしまいたい
「今は何をしている？」
「私を拾ってくれた人の喫茶店で働いています」
瞬間、眼鏡さんは目を見開いた
「それはいったい…」
「はい国木田くんストーップ！」
何かを云いかけたが、其れは太宰さんによって妨害された
何を云おうとしたのだろうか
奥にいる少年も首を傾げた
「Aちゃん、今日は無理矢理連れて来て悪かったね。もう帰っていいよ」
頭には沢山の疑問符が浮かんでいるが、帰れと云われたのなら仕方ない
「わ、かりました…。ではまた来てくださいね、お待ちしています」
「うん、また今度」
くるりと右へ回れをし、探偵社を後にした
扉を閉めた後でも眼鏡さんの
驚きに溢れた顔が頭から離れなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 139人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カカオ(プロフ) - Seaさん» 褒めてもらってすごく嬉しいです！カトレアは花のほうですよw醤油…考えたこともありませんでしたw (2018年2月16日 23時) (
レス) id: fdcd433a9e (このIDを非表示/違反報告)
Sea - めっちゃ面白いです！続きが気になる…！あと作品と関係ないですがカトレアさんのカトレアってあの醤油のカトレアですか？← (2018年2月16日 21時) (レス) id: c676ee4e9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カトレア | 作成日時：2018年1月14日 21時
