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この少女は、どこか異質だ。初めて会った時から、あまり子供らしくない………………そう、まるであの少年のようで。
でも、あのアメジストの瞳は何処かで見たことがある。
綺麗で、脆くて………………美しい。
だが、あの男の所有物なのが気に食わない。
僕の物にしたい
そうだ、少しずつ堕としていこうか。
………………………………………
安室「君に、聞きたい事があるんだ」
A「ききたいこちょ…………?」
なんだろう(・д・)ポカーン…スリーサイズならお断りだが。そんな事、聞くわけないか。
安室「君は、あの男のなんだ?」
あの男?………………あぁ、沖矢さんの事か………
A「うーん……………あいぼうかにゃ」
安室「相棒?」
A「うん……………おきゃしゃん、たまにいじわりゅするけど…………やさしくて、あったかいにょ………それに、しぇにゃかをあじゅけれるの………」
降谷さんとはまた違って、頼りになる…………
A「ふぁっ!?にゃに!?」
ふわっといきなり地面から離れた。
久しぶりの抱っこかも………………でも、あの時とは違う。
安室「君は、あの男の事が好きなんだね」
A「えっ」
違う、違うの。私が好きなのは降谷さんで…………赤井さんは相棒なだけで…………違う!違うよ!ねぇ、お願いだから。その声でそんな事言わないで…………
――――――――――――
あの男が好き。そんな事は見ればわかった。
失恋?諦める?まさか。
僕の辞書に諦めるなんて言葉ない。
賞賛がないなら、振り向かせればいい。
どんな事をしても、手に入れてやる
A「ひっく…………うっ………ふぇっ」
安室「えっ」
泣いてる?何故だ、なにか傷つけることをしてしまっただろうか
安室「ごめんね、Aちゃん。お兄ちゃんなにかしちゃったかな?」
A「ち、ちがうの…………あむろしゃんは……ふぇっ、うっ…………」
ポロポロと宝石のような涙が溢れ出る。
不謹慎だが、綺麗だと思ってしまった。
A「うっ………あにょね、あむろしゃん………わ、わたしね………あかいしゃんもだいしゅきだけど、あむろしゃんもだいすきっていいたかったの……………だ、だから……」
好き?こんな僕を…………………?
ははっ、
どうやら、僕にも勝ち目はあるらしいな。
安室「ありがとう、Aちゃん。」
そっと、手に口付けを落とす。
あぁ、この子を絶対に、手放したくない。そんな気持ちが溢れ出て止まらない
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ちくわって世界一美味しいと思うんだ! - めっちゃ、おもしろいです!!甘宮様神ですかー??夢主ちゃん可愛すぎだし、もうヤバいです!!更新頑張ってくださいι(`∀´) (2019年5月30日 17時) (レス) id: 58ec5fb451 (このIDを非表示/違反報告)
甘宮(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» そうなったら面白そうですね笑コメントありがとうございます! (2019年5月6日 23時) (レス) id: 95214cc8a9 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 甘宮さん» 凄く面白いです!安室さんと昴さんのこのあとどうするのですかね?いつものように<赤井〜〜!>と言うのかな? (2019年5月6日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨ちゃん(プロフ) - 私も今日、昨日紺青の拳見てきました。面白いですよね。更新頑張ってください!! (2019年5月1日 7時) (レス) id: b26fe46f51 (このIDを非表示/違反報告)
甘宮(プロフ) - 黄昏さん» ご感想ありがとうございます。これからも頑張ります (2019年4月29日 19時) (レス) id: 95214cc8a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘宮 | 作成日時:2019年4月7日 16時